高度にお勉強な二人のもう一人
2009年9月14日
カテゴリ : 多読, みんなの集まり
タグ: トレーニング・ドリル・反復練習
「高度にお勉強な二人」で紹介したお二人のうち、一人の方についてはその後も
何度か書きました。今回はもう一人の方です・・・
(本筋に関係部分を多少削除してあります。)
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私の多読の経過について報告させてもらいます。
多読を始めたのは、今年の4月16日で、
おかげさまで現在207冊、80万語超を果たしました。
多読を始めた当初は、OBW stage1を一冊終えるのが
やっとでしたが、初めて一ヶ月くらい(15万前後)で
OBW stage1を楽に読めるようになりました。
速さ w/m もその頃、当初の100前後から150前後
に達するようになりました。今では、ほとんど日本語を読む
感覚に近いです。
分からない単語が出てきてもあまり不安に
ならなくなりましたし、日本語を介さずに英語を理解しやすく
なったとも自分では思っています。
英和辞典も引かずに読み進めてきたことも、とても良かったです。
単語に関しては、日本語との一対一の訳ではなくて、
英語としての単語のイメージが思い浮かぶようになりました。
例えば、"He is stuck."といった場合も、なんとなくですが
「彼の身動きが取れなくて困っている様子」を思い描くことができます。
いくら「他動詞 stick:~を動けなくさせる の過去分詞形」と
覚えていても使える英語にはなりませんでした。
たくさんの英語を読むことで、英語のフレーズも日本語を
介することなく自分のものにできるということが分かりました。
OBW では"She went upstairs (downstairs) to her room."という
フレーズが頻繁に出てきて印象に残っていますが、今では品詞を
意識せずにこのフレーズを発話することができます。
それから文法に関してですが、高校のときから現在完了と過去完了の
イメージがずっとあいまいだったのですが、たくさんの例に触れることで
文法のイメージも徐々に明確になりつつあります。
今後、多読を継続することで仮定法や間接疑問文も理屈なしに
使えるようになりたいですね。この夏は苦痛を伴うディクテーションをしようかとも
考えていたこともありましたが、多読に切り替えて精神的にも
とても快適でした。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
She went upstairs to her room. を品詞を意識しながら読んでいた、あるいは
発していたというのは、相当高度に「お勉強」だったのだと思われます。
さいわいにして、Mさんは(この方はMさんです。もう一人の方は I さん。)
わたしのとんでもなく破壊的な助言を堂々と受け入れてくださって、
予定していた夏休みの勉強を変更しました。壊してしまった責任の一端はわたしに
あるので、しっかりこれからも相談していきましょうね。
M さん、Enjoy English!