tadoku仲間のすごさは量だけじゃない!

2010年1月18日
カテゴリ : 多読, 多読的リスニング(多聴)

質もすごいのです! 活動の幅もすごい!!

この話題で最初の記事を書いた直後から、

「量だけが多読仲間のすごさと理解されてはいけない」

と思っておりました。

最初の記事は「いわゆる英語専門家」なんてたいしたことないぞ!と言いたかった
のですが、それをタイトルにすると「角が立つ」といけないと考えて、
(もうとっくに角は立っていますか?)「tadoku仲間の英語吸収量はすごい」という
タイトルにしたわけです。

最初の記事から数日して、その辺を気遣ってくださったのでしょうか、
「雫」さんからメールが来ました・・・

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先生こんにちは!多読は進んでも引っ越し準備が進まない雫です。
 
年間1万ページ読む「文科省のお偉いさん」は本当に偉いのか?
 
は昨年末の丸の内オフでも先生がおっしゃってましたね。
 
私は2009年、読書記録手帳による読了冊数が60冊、読了語数3,177,189語。
目標だった300万語読了・4年と9か月でトータル1,500万語通過が叶いました。
新聞、雑誌、ORT、ふと手に取る絵本は除外です。(色々と実は読んでますよー。)
PBは1頁が約300語ぐらいなので年間10,000頁読了ぐらいにはなるでしょう。
2007,2008年と200万語ぐらいしか読めませんでしたが、2009年は自分の読み方が一歩進んだと感じていたので、それを数字でも証明しているなぁと思っていました。
でも、これは私のことを自ら色々と分析しているから言えることで、偉いおじさん(?)と争う気はないん
ですよー(笑)
 
10,000頁を読むことは容易いことではありません。でも多読では私のような素人もその域に楽しみながら達する可能性が大きいです。
10,000頁だけをクローズアップするなら偉くないです。しかもその英語はつまらない。
それに仕事として読むということであれば、私だって仕事に必要な書物はたいがい読むぞー!
そこじゃないところを講演会でぜひ、お話してほしかったですね。残念。

この「講演会」は11月30日に都立千早高校で中高の先生を対象に多読授業の
話をしたときのことです。文科省のお役人が年間10,000ページ読むという話は
講演会のあとの昼ご飯のときに出てきた話でした、残念。

で、話せなくて残念だった 「そこじゃないところ」 とは・・・
 
たっくさんの絵本を読んでマザーグースを口ずさむ人の方が私には憧れだし、あれこれ動画を謎のカバンから出してくる方の方がすげぇ!と思うし、お子さんよりも自分が多読にハマったお母さんやお父さんは格好ええ! と思います。
そして多読を始めたばかりの方の迷いや悩みや喜びは自分のこととしてうなずける。
 
本当の「多読」ってどれだけ読んだかよりも、本人がいかに楽しんで、生活になじんだ英語の時間を過ごすか
の入口だと思っています。こども式には、「英語であれこれ達人」が集っているのだと思います。
そして「多読」の本来の姿は、誰でも達人になれるものではないかと思います。そして一人一人が何かしらの達人になっているのだと思います。
凄いな~!偉いよりも凄くなりたい(笑)
 
さ、仕事行くか…。埼玉に行ったら朝から先生にメールしてられへんなぁ。
 
あ、先生が面白かったっておっしゃっていたKen Follettの“The Pillars of the Earth"を昨日から読み始めました。
面白い!さっそく集中力爆発で77頁も読んでもうた…。でもこれって1冊が45万語超だと思う。大丈夫かな(笑)
 
じゃ、今日もHappy Readingです!

質のほうだって、tadoku仲間はすごいのです。

One day と some day の違いとか、as っておおもとの役割は何だろうとか、
書いた文が、「文法」的には間違っていても流れているとか、
Elephant and Piggie のやりとりのおもしろさがわかるとか
(Mo Willems さんの絵本です。この例は70を越えていると思われる女性)、
シャドーイングですっかり英語のリズムを自分のものにしてしまったとか
回りの人を誘ってしまうとか・・・
もうこのまま挙げていったら時間がいくらあっても足りません。

そういうことすべてが「楽しいから(外国が仕事ではないのに)続けている」
ということろが共通してすごいです。

そうだ、もともとtadoku仲間のすごさを言いたかった以外に言いたいことがあった
のでした。 それはtadoku仲間は「変わっている」こと、少なくとも世間の常識では
計れないということでした・・・

Pillars of the Earth はおもしろいです。続編もおもしろいよ!
わたしは新型インフルエンザの流行ですぐに続編 World's Endの疫病の
光景を思い出しました。

で、雫さん、引っ越しはどうなってますか?