豊田高専!

2010年6月28日
カテゴリ : 多読, 多読的リスニング(多聴), 多読的シャドーイング, みんなの集まり
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毎度おなじみの豊田高専に行ってきました。

ミステリーを二つ書いたSくんにも会ってきました!

そのほかにも忘れてはいけない成果をメモに・・・

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豊田高等工業専門学校は多読がいちばんうまく行っている学校といっていいでしょう。

その一端をご紹介・・・

* 100万語通過、まもなく100人! 

  参りましたねー・・・ なんとも言えないですねえ・・・

  電気通信大学では毎年120人の学生が新しく多読をはじめますが、
  そのうち4年間の在学中に100万語を通過する人は1人か2人ではないだろうか?

  くわしい計算はできませんが、負け惜しみで、
  高専の方が多読に適しているとつくづく思います。
  (わたしだってがんばっているのに・・・)

* Sくんのミステリー

  Sくんとは何度か話す機会があり、英語が嫌いだったのに、こんなに楽しくなって、
  創作までするようになったことがうれしくてしょうがないという様子でした。

  それを見て、ぼくもうれしくてしょうがなかった!

* 蔵書がすばらしい!

  CDもです。もうため息が出るくらい。
  しかも実にきれいに整理されている点も、日本一ではないだろうか?

* 豊田高専の100万語通過は大変な数ですが、
   負け惜しみでなく、もっとよくなる点があるとすれば・・・

  日本語に直している人がいますね。あれはつらいだろうと思います。
  日本語に直す癖はなんとしてもできるだけ早い時期に、全員から
  eradicate してやった方がいいでしょうね。

  その方法でいちばん手っ取り早いのは 聞き読み、そして聞き読み
  シャドーイングではないかな? もっともっとシャドーイングを利用しても
  よいと思われましたね。

  できれば「モゴモゴ・シャドーイング」から出発して、
  カタカナ英語から抜け出しつつ、「そふぃ」さんの言う「文の区切り」を
  体で感じられるようになると、どんないいことがあるか、だれも知らない
  くらいいいことがあるかもしれません。

  もう一つは多読的ライティングと多読的おしゃべりかな。
  どちらも豊田高専の学生の場合、まったくの山勘ですが
  数十万語あたりで口も筆もなめらかになりそうな気がします。

  あとは先生がどうやって口を慣れさせるか、ご自分の口と、学生の口と。

  この点についてはわたしの授業のビデオをそのうち公開できればと
  思っています。また、いつか授業見学が可能なら、実際に学生と英語で
  話をしてみましょう。

  あ、そんな簡単なことだったんだ! 学生がこんなに話せるなんて!
  と思ってくださるかもしれません。

  こうした点からさらに豊田高専の多読・多聴を推し進めていったら、
  TOEICの点数ももっと激しく上がりそうなきがしますが、どうでしょう?
  聞き読みや、聞き読みシャドーイングは試験の点数に直接関係ないように
  思われるかもしれませんが、わたしは最近とみに音の大切さを予感して
  おります。豊田高専を実験台にするようですが、先生方にはぜひ
  ご一考をお願いしたいところです。

最後に、高専2年生200人を集めてのシャドーイングの話、
歓迎してくれた模様で、大いに笑ってくれたのはいいのですが、
わたしの言いたかったこと、胸に染みこんだろうか?

ああ、おかしかった! で、何の話だっけ? ってことになっていないと
いいのですが・・・