水曜多読講座(英語)の報告です--facebookから!

2013年7月31日
カテゴリ : 多読, 聞き読み, 多読的おしゃべり, をさなごのやうに, 多読支援, 多読のパラドックス
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facebookのスペースでは書き切れない大きな変化は次のようです。

*絵本音読み聞かせで、「リズムの発見」があった!

*Sさんの book talk が形を整えてきた!

*small talk が book talk に追いついてきた!

で、詳細は[]続き」へ・・・

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ただいま福岡です。

福岡女学院中学高等学校の坂本さんの招きで、NPO多言語多読主催の
第2回多読教育研究会が行われます。
その準備の前に 書いておきます。

*絵本音読み聞かせで、「リズムの発見」があった!

これがまあ、なんとも鳥肌が立ちました。
すでにリズムのある読み聞かせをする人もいたので、いつかみなさん慣れてくれば
リズムのある読み聞かせが始まるだろうと考えていましたが、
こんなに早く、ちゃんと講座の最初に読み聞かせをするようになってから数回で
みなさんがリズムの大切さを発見するとは思わなかった・・・

きっかけはある人がやさしい絵本を読み聞かせ終わったところで、
イギリス滞在の長いNaさんが、「ちょっと待って、あそこの読み方はちょっと
違うと思う」と言い出したのでした。そこから、もう一つのグループのSさん
(この人は電通大の「だれでも多読サークル」以来ずっと聞き読みをしてきた人)
も加わって、わたしが感想を言って、どんどんリズムを大事にして読み聞かせを
する実演やら、質問やら、最後にはTさんが「さかいさん、 これ、読んでみてください」
というわけで、リズムをめぐる議論へ・・・

みなさんの驚くべき発見のいくつかを記録しておきます。

・リズム以外のところにもリズムがある!
やさしい絵本、特にピンク・ラベルには音遊び中心の絵本がいくつもあります。
そうすると頭韻や脚韻や、強弱格、弱強格なんていう詩のそのものの特徴を
立派に備えた「幼児向け」の絵本があります。

一方で、詩と呼べるほどきっちりした音の形は取っていないけれども、
同じリズムの繰り返しがあったり、同じ台詞が何度も繰り返されて、
そこに合いの手が入ったりすることもあるわけです。

(しまった、旅先なので、例を挙げられいません。4日のセミナーが終わったら・・・)

そういう、「合いの手の部分にもリズムがある!」という大発見なのでした。

(これは真実大発見で、普通の英語の先生たちが書く英文や音読には
リズムがない! 「そふぃ」さんの「意味の区切りが体で分かる」に通じる
大発見です。)

そのリズムを作っているのが「マクドナルドの法則」なのですね。

・もう一つの発見は気持ちを込めるところでは「リズムを外す」!

どんなに幼児向けの絵本でも(というより、幼児向けの絵本だからこそ?)
リズムと内容はぴったり合っていなければ読み聞かせにならないようです。
受講生のみなさんはそこに気がついた!

これも例が必要ですが、リズムがあればこそ、クライマックスや、ここぞ、という
ところではリズムを外してわざと遅く読んだり、リズムとずれた声の大きさに
なったりする!

まあ、いつも読み聞かせをしている人は自然にやっていることなのでしょうけれど、
読み聞かせなど、まして英語でなど、ほとんどしたことのない人たちが
こんな風にどんどん認識を深めていくのは、本当に恐ろしいほどです。

で、保育園に勤めているShさんに、そのうち日本語の読み聞かせをしてもらう
ことになりました。 

・わたしはみなさんの読み聞かせを聞きながら「地の文と台詞を言い分けている」
といったメモをよく取りますが、それは言い分けている本人以外には言っていませんでした。
(誘導することになりますからね。)
ところがその言い分けに気がついた人がいました。そしてそれを自分でもやって
みようとしました。

わたしはその時、「本当に教える必要はないんだな。仲間と語り合ううちに自然に
よい方へよい方へとみんなが(早い、ゆっくりの違いはありますが)洗練されていく
のだと思いました。

*Sさんの book talk が形を整えてきた!

もう寝ます。あした講演だし・・・この項目と次の項目については日を改めて・・・

*small talk が book talk に追いついてきた!

それにしても、なんでこんなによいペースで、よい方向へ(「よい」というのは
わたしの判断ですが)どんどん歩んでいくのか?