In the Newsから 去るもの 来るもの

2010年11月 3日
カテゴリ : 多読, 多読亭日乗

「さるもの きたるもの」と読んでほしいと思いますが、
実はなにかもっといい表現はないかと残念であります・・・

Sonyが Walkman の生産をやめるという話が新聞に出ていました。
(中東、中国などでは継続)
ポータブル・プレーヤーの先駆けが去ります。

その一方で、若者の読書の仕方が変化しているという統計があるそうです。
若者は本を読まなくなったではない、読み方が多様化したのだ、というわけです。
新しい「読書の到来」です。

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例によって、New Yorker誌 のブログ The Book Bench から In the News

http://www.newyorker.com/online/blogs/books/2010/11/in-the-news-ala-gay-lit-award.html

の中で、上から3番目の記事が 文学に顕れた Sony Walkman の話です。

  (そういえばわたしはおそらく10台くらいの Walkman を使いつぶしているので、
   多少の感慨なきにしもあらず、ですね。

   ただ、わたしは音楽を聴いたことはなかった。

   バリコン型から電子チューナーまで、何種類もの短波ラジオをとっかえひっかえして、
   カセットからオープンリールまで何台もテープ・レコーダーを買い換えて、
   BBC World Service を受信しては録音して、
   それをWalkmanにもう一度録音して持ち歩いたのでした。
   なつかしいですが、この話も相当長くなるので、この辺で・・・)

そして、将来について--アメリカの若者の読書傾向については 
上から6番目の記事です。

わたしは二つ注目しました。

一つは記事の目玉であるメッセージ: 
十代の若者はデジタル時代といえども読書を続けている。
  (ある人によると

     If reading online and in game-playing are taken into account,
   "I think the digital age has probably increased reading," she said. )

もう一つは:
manga は読書と呼ばれている。

二カ所で manga に言及があります。

  a Japanese novel genre called manga.

    Teen favorites also include graphic novels, such as manga,
  that include illustrations or comic panels.

すごいですねえ・・・

mangaを積極的に授業に採り入れているところはほとんどありませんね。
大田桜台と稔ヶ丘とわたしの授業しか知りません。
そろそろどの学校でもmangaを堂々と読ませていいのでは?

おまけです。

The Hunger Games というシリーズが Harry Potter やTwilight と
同列に並べられているのですが、どなたかご存じ?

一つ大事なことを忘れていました! 初出から1時間後に追記です。

十代の若者の読書傾向についての記事ではいわゆるテレビゲームも
「読む」に入っています。念のため・・・