早く読みたければ、早く読めばいい・・・!
2009年10月16日
カテゴリ : 多読, をさなごのやうに
タグ: やさしい本, 人それぞれ、比べるのは昨日の自分
ある方からメールをいただきました。
これはとってもうれしいメールです!
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酒井先生こんにちは。
多読を始めてもう1年10ヶ月になります。語数は100万語を超えてからは数えていないので分かりませんが、今年読んだペーパーバックは30冊、児童書は
記録していないので分かりません。当初は英語ができるようになろうと思って
いたのですが、最近はより面白い本を、より面白く読めるようになりたく、
それが生きがいになっています。
すごいですね!
はじめて2年目でペーパーバックを30冊読んだ・・・
しかもまだ3ヶ月近く残している・・・
この方は「とんでもないペーパーバック読み」と言っていいでしょう。
やさしい本もおりまぜながら読んでいますが、ヤングアダルト以上のものは
読んでみなければ読めるかどうか分かりませんね。YLなどは参考にして
いません。
たくさんの人を見ていると、ヤング・アダルト以上のものを読むようになったら
(わたしの授業では緑ラベル以上かな? SSSのYLで言うと4?)
あとは好きなように読めばいいのではないかとわたしも思います。
多いときでひと月に10冊ほど購入し、読んでみて読めれば読む、難しいと感じたら後回しにする、を繰り返し、本は増える一方です。
このあたりの割り切りもすごい・・・
実際そうだと思います。ヤングアダルトが楽しめるようになったら、
もうレベルだなんだはかまわずに、「読んでみて読めれば読む、むずかしいと
感じたら後回しに」すればいいだけのことですね。
(注釈! もちろん本当は最初から「読んでみて読めれば・・・」でいいのですが、
最初はどうしても「自分に合わなかったらどんどん投げる」っていうことが
できないのですね。「お勉強や学習」から離れるために、最初のうちの
レベル分けというのは必要なのだろうと思います。)
でも、英語の力をつけるだけなら、「マジックツリーハウス」くらいまでのものだけで十分なのかもと、9歳児の息子が翻訳本を喜んで読んでいるのを見ながら思います。
たぶんそうでしょうね。
日常生活だろうと専門書だろうと、土台は Magi Tree House のレベルで済んで
しまう・・・
英語を英語のまま理解しながら本を読む喜びを、得させてもらえたことに
感謝しているので、勉強気分がなくなった今でも、時々こちらのブログを
覗かせてもらっています。
はは、やっぱり・・・ 元々本が好きなんですね。
本さえ読めれば満足、という・・・
私は日本語でも年間100冊は読み、もともと翻訳本の方が好きだったという
こともあるので、早く読めるようになりたいという思いが強かったです。
はやくよめばいいものではない、という一文にそうだなぁとも思うし、早く読み
たい人は早く読んでもいいでしょ、という気持ちがわいて、久しぶりにメール
させてもらいました。また、XXXXにも来てくださいね。
はい、その通りです。
趣味として外国語に触れていくのだから、ほかの人と比べる必要はないし、
本当に好きなように読んでいけばいいと思います。
やさしいことばをたっぷりというのは、ことばに関心のある人のやること、
あるいはその外国語のことでほかの人と関わる可能性のある人がやることでしょう。
YYYYさん、どうぞそのまま、とんでもないペースで突っ走ってください、どこまでも、
どこへでも!
追伸 なぜYYYYさんのメールがうれしいか・・・
それはわたしの記事に「そうばっかりじゃないでしょ!」ってすぐに反論してくださった
からです。
このサイトがまだ健全であることを示してくださったような気がしたからです!
その点も含めて、YYYYさん、ありがとー!!!!