大田桜台高校の3年生による感想

2011年7月 1日
カテゴリ : 多読, 多読的翻訳

うれしいです。

多読に力を入れている東京都立大田桜台高校の生徒が多読のいちばん大事な
ところをしっかりつかまえています。

数日前に授業見学にうかがったとき、たまたまいた3年生と話をしました。
そして例によって、報告を書いて!とお願いしたのでした。

わたしは何度も読み返しました。みなさんも是非・・・!

*********************************

私は中学の時に1度洋書版のハリー・ポッター・シリーズの洋書を興味本位で読みました。その時はまだ多読について知らなかったため、辞書を片手に1ページずつ全ての文を訳そうとしながら読んでいたため、多いときでも1日2ページ程度しか進みませんでした。しかし高校に入って多読を教えてもらった後、最初は簡単な本で他の人と同じ所からスタートして、再度読んでみると、中学の頃とは比べ物にもならないほどのスピードで一気に3冊読み終えることができました。前に意識していた文法や単語の意味を捨て去る前と後ではこんなに読む速度が違うと言うことをとても実感した瞬間でした。
今の私の目標は高校生のうちにこのシリーズを全7巻洋書で読み切ることと、英検1級に合格することです。そしてこれらを達成した後、得た自信を活かして専門学校では翻訳の勉強に一生懸命励みたいと思います。
大田桜台高 3年 C.U.

なんとも言えません。

多読という素朴な方法を素直な気持ちでそのまま受け止めて、
そこからこんな感想が出てくる・・・

そしてそれをそのまま受け止める先生方がいる!

(C.U.さん、翻訳についてはまもなくできる「村のコンニャク屋さん」に参加してください!)

同じ3年生からこういう感想もあったそうです。

多読は本を読む楽しさではなく、探しに行く楽しさだ。 (3年 Oさん)

ここまで多読の楽しさを掘り下げてくれるのですね・・・
わたしはただただ感激です。

大田桜台のみなさん、またうかがいます!