TOEIC対策 電気通信大学のある学生の短い感想
2010年9月18日
カテゴリ : 多読, 多読と受験, 多読支援
タグ: 多読と受験
ひさしぶりですね、この話題。
ほんとにささやかな感想ですが・・・
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ちょっと小話挟み、愚痴っぽくなってしまいますがお許しください。
私は以前はtoeflをよくやってました。留学したくてどうしてもtoeflの点数が必要だった。
しかし、だんだん方向性がずれてしまい、英語を学ぶためにtoeflを頑張っているっていう風になってしまい自分が本来目指していたものとは大分変わってしまってました。
toeicも少し勉強して620点をとりましたが、問題集が無機質過ぎて面白くない。
なので今は資格うんぬんていう縛りが一切なくなったのでのびのび英語を楽しみたいと思いまた本を借りに行ったわけです。一時的なものより長い目でみていいものの方が後々後悔しませんしね。
この人はとても英語の勉強に熱心な人で、単位にならないのに、わたしの授業に来て、
TOEFLの問題集をやっていました。多読や映画のDVDも少しやっていましたが、
主にTOEFLの問題集でした。
わたしの授業を1年半以上受講すると、上級科目という名前になって、
そこではみんな好きなことをやっていたのです。
それで、毎年TOEICやTOEFLの問題集をやる人が出てきます。
わたしはそれをやるなとは言わないのです。
本当はもっとたくさん読んで、聞いてから、問題集をやったほうがいいよと、
言いたいし、実際上級科目の授業では必ずTOEIC、TOEFL対策の
ドーピングについて話をします。大学院受験や就職活動に必要な場合が多く、
時間が限られているので、ドーピングするしかありません。
この人の場合にも、わたしは一言ももっと読んだ方がいいよとは言わずに、
問題集を「こなす」のを見ていましたが、大学院の試験が終わって、
上のような感想を漏らしました。
いまは Magic Tree House を楽しそうに読んで、英語で感想を書いてきます。
夏休みの暑いときに、何度か本を借り換えに来ていました。
この人の場合は、「長い目で見ていいもの」に戻ってきましたが、
みんなそんな風に多読に「戻ってくる」わけではありません。
そのままTOEIC対策の彼方へ消えていく学生の方が多いと思われます。