多読村宣言 をさなごのやうに

2011年8月 9日
カテゴリ : 多読, をさなごのやうに
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すでに記事にしてある多読村宣言には「をさなごのやうに」は含まれていませんが、
やはり「これはなくちゃね」と思い出す事件があったので、突然入れます。

「をさなごのやうに」は多読村開村当初から村の大きなテーマでした。
いまもわたしの中では一番大きなテーマと言っていいでしょう。

その割 に「をさなごのやうに」を声高には言ってこなかったと、本人としては思っています。
あまり言わないようにしてきたのは、何を言っているのかわからない人が 多いだろう、
訳のわからないことを読まされるのは苦痛にちがいない、
村に来る人が少なくなっても困るし・・・ という理由でした。

けれどもそれは杞憂だったようです。
わたしの気持ちの中でだんだん強く大きくなっている思いを共有している人が
かなりの人数いそうなことがわかりました!

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たとえばつい最近のtwitterのやりとりで、think の「過去形」を知らなかった」ということが話題になって、それがちゃんと「常識では考えられない」方向に進んだのです。

まずAさん

That's what I thought! thinkの過去形のスペル今認識した。この字いつも読めないで居たよ(^_^;)

続いてBさん

それって think の過去形だったんだ・・!(そんな風に思ったことなかったから目から鱗デシタ・・)

このやりとりを読んだCさん

二人の感想って、まさにタドキストがツワモノである証拠だよね。結構頻繁に出てくる重要単語だと思うんだけど・・・。知っていた自分が残念なほどです。素晴らしい!!

このやりとりを読んで、わたしも すごい、すばらしい!と感嘆しました。
すばらしいと思った理由は二つあります。

一つはもちろん、AさんBさんが、頻出の知らない語を放っておいたこと。ツワモノ だ!
つまり二人は think、thought、thought を知らないまま、いまではペーパーバック
(絵のない、あるいは絵がほとんどない本)を楽しんでいます。

二人ともわたしにとっては「をさなごのやうに」を地で往く手本のようなものです。
その二人がこうして目の前で「をさなごのやうに予想」の実例を示してくれたのです。

もう一つ、「常識」によれば、Aさん、Bさんは多読をはじめる前にまずthink thought
thought という「語形変化」を覚えた方がいいんじゃないか? という方向に進むので
しょうが、多読仲間はそうではなかった・・・!

Cさんの感想のほかにも、Dさん、Eさんが Aさんのさえずりに驚嘆しています。
これもすごいことです。つまりわたしは愚かにも「をさなごのやうに」がわかる人は
自分以外いないなどと思い込んでいたのですが・・・

(というのも、「をさなごのやうに」はわたしが30年くらいも模索を続けたあとで
ほとんど偶然のようにぽっと見つけた the Magic Key あるいは聖杯 だと
   思い込んでいたので、ほかの人にそう簡単にわかってたまるか! という
驕りがありました。いいわけをすると、実際これまで「をさなごのやうに」を
受け入れてくれそうな発言をする人はいなかったように思えました。)

・・・とんでもない! 多読仲間にはごろごろいるようではありませんか!!

「をさなごのやうに宣言」の機が満ちたとでもいうように、
まったく同時に、軌を一にしたあるブログ記事を見つけました。
いまその記事の筆者に飲用許可を求めているところです。

あ、「引用」ですね。でもこの話題は一部のひとにとっては毒杯をあおるような
ものだから、飲用許可のままにしておきます。お楽しみに!!