トリハダ ゾクゾクゾク

2009年10月30日
カテゴリ : 多読, 多読的リスニング(多聴), をさなごのやうに, 多読と受験
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東京絵本の会で聞いたとりはだものの報告の続きです・・・

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わたしがあまりに興奮した様子で記事にしたので、もう一度多読・多聴だけで
クラスの一番になった生徒さんにどうしてそうなったのか、聞いてくださったようです。

酒井先生こんにちは

先生がトリハダをたててくださったので、私も後でよりトリハダがたっています。
あまりにトリハダがたったので Aちゃん本人にもう一度聞いてみました。

テスト勉強を自分でがんばってやったか?

→スペルはちょっとやったけど、あとは教科書をぱらぱら読んで確認しただけで。時間はかけなかった。
 ちなみにAちゃんは2年になったころスペルが全然できませんでした。
 それなのに本人がいうには 今は練習しなくてもなんとなくできるようになったそうです。勘でできると。

これはもう何度も書きましたが、多読主体の人の特徴ですね。
それでわたしも学生がTOEICを受けるときに、「考えちゃだめだぞ、
勘で答えようね!」と言います。

    (実際、学生が文法の勉強にかけた時間と吸収量より、
     多読にかけた時間と吸収量の方がはるかに大きいと思われます)

そのテストは周りのみんなが成績を落としていたらしく平均点は60点代だった中 彼女は94点。しかもなんと、リスニングの問題の時、スピーカーが壊れていて 先生が読んだら 分からなくて 2個間違えた!!
後はケアレスミス1個でした。英作文は完ぺき。素晴らしいの一言。

だから私は再びトリハダでした。

でしょうね。

いつから多読が好きになったか?
→1年半たったころ(つい最近です) Fundation Reading Libraryの
シリーズを読んだとき、多少長くてもよく理解できてうれしかった。 
Nate the greatが楽しかった。とのこと。
これから加速がついてくれることと思います。

ああ、そうなんです。どこからか、加速がついてくる。
どこから加速がつくかはどうも人それぞれ(当然か)のようですけどね。

以上補足させていただきました。

4人の生徒がほぼ同時に多読を始めましたが、Aちゃんが中2からだったので
結果が早かったのかもしれません。後の3人はまだ成績が上がったようでは
ありません。高校生はどうしてもテスト勉強を優先してしまい、多読が時々
途絶えます。それがブレーキのような気もしますが、テスト勉強しないとする
勇気はありません。
あの手この手が必要です。

そうですよね。だって学校の英語は基本的に「テストの準備」なんだから
「テストで準備」は当たり前でしょう、生徒にも、先生にも親にも。
わたしだって入試1年前だったら、「フツー」の勉強を勧めます、
わたしの家族やごく近い親戚でないかぎり・・・

だからこそAちゃんがフツーの勉強をすすめてもはっきり「多読がいい」と
言い切った勇気?、自信?、確信?、勘? なんだかわかりませんが、
敬意を表します。まわりの友だちはみな文法問題集をやっているでしょうね。
単語を覚えてようとしているにちがいない・・・その中でよく自分の気持ちに
素直になれましたね!

Aちゃん、とかく常識の落とし穴にはまりやすいおとなの目を覚まさせてくれて
ありがと!
YYyYさん、Aちゃんの気持ちを大切にしてくれたこと、その結果を報告してくれた
こと、ありがとー!!