「ピアノ」さんから・・・

2009年12月14日
カテゴリ : 多読
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ピアノさんは九州某県にお住まいです。何度かお会いしています。
ときどきメールをくださいます。

で、最近も「英語の多読で日本語の読書が好きになった!  うれしいメール!!
で、日本語の本を読むのが好きになった近況をしらせてくれました。

今回はそのときに約束してくださった「マフラー」ちゃんの近況です・・・

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 ピアノです。娘(マフラーちゃん)の近況報告です。

現在80万語くらいだと思いますが、はっきり数えていません。
親の私と似ていて、7年もかかってのスローペースです。
今はほとんど読んでおらず、
気が向けば「magic tree house」のCD聞き読みをしていますが、
ここ3年間はとても多読をしているとは言えない状態です。

漫画とか歌とか、親が上手に環境を整えてあげられればよいと思うのですが、
私自身にも根気がなく、子どもの為には何もしてあげていません。
唯一言えるのは、私自身は細々と本に向かっているくらいです。

それくらいでちょうどよいのでは?

    (ひょっとすると熟成による変化が起きるかも!?)

一番最近の出来事をつつみ隠さず、ご報告いたします。

「つつみ隠さず」とは穏やかではないですね!

「英検」
珍しく「英検受けてみようかな」と娘の口から意外なことば。
急にどうしたのかな?やっぱり中学生になって周りで英検を受ける子がいるので、それに感化されたのか?と思っていました。
でも、英語教室で過去問を少しやったら、難しくってわからなかった様子。
単語も熟語も、しかも長文もかなり読むのに根気がいるようでした。
(最近本も読んでいないので、当たり前です)

そこで、娘から突然私に質問
「お母さん、中学1年生で英検2級ってすごい?」と。。。

どんな答えを期待していたのかはわかりませんが、
たぶん「そりゃあすごいよ!!」と言ってほしかったのかな。
でも、ここはまじめに答えないといけないと思ってこう答えました。

「確かに周りの人は中1で2級って言ったら、すごいって言ってくれるかもしれない。
でもお母さんは英語のことをず~~っと好きでいる人の方がすごいと思ってる」
「無理して英検を受けて、受かったり落ちたりして
英語のことを嫌いになってしまうなら、英検なんて受けてくれなくていいよ。」
「英検合格していなくても、英語が好きで本を読んだり、人と話したいと思ったり、
英語が好きだな~と思っている子でいてくれれば、それでいいよ。」
「英語は言葉だからね。」と。

うん、実にまっとうなお気持ちをまっとうに吐露なさったと思われます。

結局まだ内容も難しいからということで、娘の気持ちは盛り上がることなく、
冬の英検の申し込みはしないことになりました。
親なのに、子どもの挑戦を止めたかな?という後ろめたさもありましたが、
でも、たぶん自分の思っていたことは今の娘には当たっていたのではないかと思います。
今はもう少し本に触れてくれれうばいいなと思っています。

こどもがなぜ挑戦しようと思ったか、ですね、気を遣いたいのは。

ただ、英語の本を読むということは、
普通の中学生にとってはかなり不自然なことです。(違うかな?)
普段の生活の中で英語を使うことはないですし、
本を読むなら、日本語で読めば苦労はしない。
英語力を伸ばしたいという欲がないと、なかなか英語の本を手に取らせる
ことは難しいのではないかと思います。
親が児童英語教室の先生とか、英語関係の仕事をしているお子さんでしたら、
自然に英語に触れる環境を整えてあげることができやすいのですが、
なかなか根気のない普通のわたしには難しいです。

娘は「英語ができるようになりたい!」とかまったく思っていませんから、
自然にまかせていたら、英語の本を手にとることは難しいです。
「これだけ読んだら、欲しいものを買ってあげる。」とか、
人参をぶら下げないと多分だめだな~と思っている今日この頃です。

もしピアノさんがどうしても英語の本を手にとってほしいなら、
人参をぶら下げてみてください。

でも、ピアノさんが英語の本を楽しそうに読んでいることがいちばんの人参かも?
英語ができる、できないということで、親が自分になんらかの評価を下していると
思われないようにしたいところかな。

(後でわかったことですが、英検の試験日と水泳の大会日が重なっていたので、
英検を受ければ、水泳の大会に出なくていいかもという気持ちから出た言葉でした。
英語に興味が出たためではなかったんですよ~。現実はそんなもんです!)

わ! なんというどんでん返し・・・

何にも心配することはありませんでしたね。
あとはピアノさんがおもしろいと思うような本をわたしやemmieさんが
うまく探せるといいのだけれど・・・

近いうちにまたメールをくださいな、本を送れるかもしれません。

    (なんとか、本の貸し借り?システムができないものでしょうか?
     SSSの回覧本は楽しいのだけれど、もうわずかに大きな規模で?

     わたしはこれまでにも何人かの人たちに本をお貸ししています。
     どなたか、これを簡単に、やる方法を考えてくれませんか?
     こまごましたことを手伝ってくれる学生はおります。)