漢字が苦手、聞くのが苦手・・・

2009年12月29日
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このタイトルで「漢字が苦手」な人と、「聞くのが苦手」な人を紹介しました。
(「  」内はどちらも便宜的な呼び方です)

どちらの人からもメールが届きました。一緒に紹介します。

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まずは「聞くのが苦手」な人からのメールです。

酒井先生                        

ありがとうございました。

日本語なのに、というところがポイントでしたね。

そうです、とてもつらい思い出です。この話をすると今でも涙が出ます。

でもその時の担任のことは恨んだりしていないのです。

ただ認めてもらいたかった。

それだけなんです。

いつもいつも、できる人たちと自分の間には深くて広い川があり、いつになったら向こう側にわたれるのだろうと

ずっと思っていました。大人になっても思っていました。

もしかしたら今も…かもしれません。

カウンセリングも受けました。ひきこもり同然の日々もありました。
LDを証明するのだと望んで知能検査も受けました。

なにしろ知能検査する勉強もしてますから、検査者(大学教授でカウンセラー)は「自分で数値は出して」などと言い、

だから下位検査から粗点から知能指数、もういろいろはっきり自分で知っています。

今回(試験のために)あらためて自分の検査結果を見て、なるほど、知能指数と学力(学習力?)に個人内差があるわけだ、と納得。

つい最近、この人は学習障害のある人にカウンセリングをするために資格試験の
準備をしていました。 

ああ、うっかり長々書いてしまいました。

お礼のみと思ったのに。すみません。

お礼がいいたくてメールしました。

 

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

また来年もよろしくお願い致します。

こちらこそよろしくお願いします。
この多読村がいろいろな障碍のある人にとってほっと息をつける場所になったら、
うれしいと思っています。ぜひお手伝いをお願いします。

さて、最初の匿名さんのメールを次に紹介します。こちらは「漢字が苦手」な人です。

ブログを、みました。
「いくら聞いてもわからない!」という、あたらしい記事が、ありました。
漢字がおおくて、ちょっと読みづらかったので、
泳いでしまう目を、文章に、ぐっと、引きつけるようにして、読みました。

YYYYさんが、中学に入学したときの、決意、
英語の先生のことばに、希望をみいだしたときの、喜び、
他人事ではない気がして、心が、大きく、共鳴しました。

そして、大人になったYYYYさんに、
「よくここまで頑張ってこられましたね」との、医師の、ことば。
YYYYさん、理解してくれる人に出会えて、よかったね、と、思っていたら、
「よくここまでがんばった」って、せんせいの、ひとことが・・・
思いがけないところで、思いがけないひとことに、涙が、でてきてしまいました。

おわりまで、読んだら、
いま、こうして、特別支援教育にたずさわってらっしゃるYYYYさん、すばらしいなあ、と、思い、
また、わたし自身、YYYYさんの、あたたかい、ことばにふれて、
心が、なぐさめられ、やわらかい、あたたかいきもちに、なりました。

だれに、言ったら、いいんだろう?
せんせいに? YYYYさんに? それに、ふ~んさんや、Ryotasanたちにも?

いまは言わなくていいんじゃないかな? このブログを読んでくれていれば、
あなたの感謝は伝わると思います。そして、みなさん感謝すると思う。

もしこの人たちに直接会うことがあったら、そのときに言ってはどうでしょう?

みんなの、それぞれの、体験に、ふれさせてもらうことができて、
それに、みんなの、勇気に、ふれることが、できて、
それから、あたたかい、ことばに、ふれることができて、

心が、またすこし、ときほぐされて、軽くなったような、気が、します。

多読村が、あってよかった。

どうも、ありがとう。 

こちらこそ、ありがとう! です。

ほんとに、ありがとう、そして、お二人とも、よいお年を!