語数より冊数? 資料を募集! ページ数!?

2012年12月 6日
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当然のことながら、ページ数中心という人もいるわけです・・・

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実はページ数は多読の原点なのです。

次のメールをくださったのは初代「ひまわり」さん。
一橋大学でわたしがはじめて「多読授業」をやったときの受講生でした。

30年以上前でした。当時の多読はいまとはだいぶ違っていました。
違いの一つは多読量の計り方・・・ ページ数だったのです。

ちらりとブログをのぞきました。
「語数より冊数」と、書いてありました。
わたしだったらどうかな?とちょっと考えました。
語数より冊数… わたしには合わないな。
多読を始めた頃に「語数より冊数」と言われたら、わたしは、多読はできなかったと思う。
で、「語数」はね、わたしには、細かすぎるのです。語数をカウントする多読も長くやりましたが、あれは、カウントする作業にちょっとした労力を要求される分、いつの間にかカウントすることの方が意識の中心にきてしまっていたりして。セコい多読に、なり勝ちだったような…。
わたしは、やはり、多読の最初の最初でやっていたような、頁数でのカウントが一番体に合っている。数えるのも簡単だし、途中で投げるにも躊躇しない。絵も楽しめるし、字も楽しめる。ほどよい感じが、「頁数」かな。わたしのばあい。
では。

当時は「年間2000ページ」を目指していました。

使っていたのは今で言う graded readers。段階別読み物です。

いまの多読と大きく違うのはスタート地点です。あのころは使用語の種類が
600という graded readers からはじめたのだった!

辞書を引かない、なんていう約束事もなし。

全員が同じ本を読んでいた!

しかも読んできたかどうか簡単なチェックをしようとして、見事に失敗した。

ああ、ずいぶん違いますね。そういう数々の失敗を少しずつ修正して
20年後に多読三原則になったのですね。思えば遠回りをしたもんだ。
当たり前の、あまりに素直なことって気がつきにくいものなんだろうか?

(その原多読(そのころは多読と呼んでいなかった。
「英語のシャワー」と呼んでましたね。そのころの教え子がいまも
「英語のシャワー」ということで多読講座をやっています。
ビジネス・パーソン向けに。)

もう一人、「英語のシャワー」にはまった人がいて、それが初代のひまわりさん。
すごかった、ひまわりさんは・・・ ぼくは2000ページを目指しますと言ったら、
1万ページも読んだ!

そういえばひまわりさんはその後「100万語多読」で再会するのだけれど、
1万ページも読んだ人がなぜ?って思って、でも一度ももう一度三原則の
多読をはじめた理由は聞いたことがなかった・・・ ひまわりさん、なぜでしょう?

何の話か分からなくなってきましたが、語数、冊数、ページ数と出てきたのは
実におもしろい! ほかにもちがう「数え方」があったらぜひメールをください!

たとえば時間数? 感動量?!