音(寄り)の人!  「katobushi」さんからメール

2013年2月10日
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「多読」は 広がって、深まって わたしは tadoku と呼ぶようになりましたが、

から 絵と字 へ、さらに 絵と音と字

というのが、簡単にいえば多読からtadokuへの「歴史の流れ」とも言えます。

最初に気づいたのは「はまこ」さんが音読で100万語を通過したことかな?

具体的的にはSSSの掲示板だったと思いますが、「聞き読み」が話題になり、定着し、
多読村でシャドーイングが話題になり、定着しかかっていて、
一方で、絵と音を組み合わせた映像の多読的観賞もずいぶん広がりました。

そうした方向--言葉は白い紙の上に印刷された黒い活字ではない--は
言葉の獲得をさらに深く、豊かに、楽しいものすると思います。

そういう大きな方向を指さす細かい報告を読んでください・・・

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さかい先生

こんにちは!
「音」について、嬉しい変化に気付いてフォーラムで報告しようとしていたら、先生のブログに「音」の記事がアップされてたのでメールにします!

ツイッターで free writing をはじめたり、英語の読書相談でまだまだ一言ずつしか話せなかったり、ということで、やさしい絵本を求めて久しぶりにORTを読むことにしました(これで5週目。。。)。

最近キリン(僕にとっては黄色、YL3)が続いたせいもあるかもしれませんが、いつもと様子が違ったのです!
言葉が引っ掛かるというか、妙にしみこむというか、あれ?ここ、こんなんだったっけ!?みたいに、言葉に妙に味わいがあるのです!前よりずっとずっと、絵本の中に入っていけます。この入っていける感じ、をどうしてもうまく伝えられませんが、今まではただの傍観者だったのが、登場人物になって絵本の中にいるようなんです。リアルな会話を通して言葉を吸収しているあの感じです!

意味は前から取れてたし、パッと読んで(聞いて)すぐに理解していたし、和訳だってしてなかったし、そういう意味では何も変わらないはずですが、明らかに様子が違ったんです!

今までは聴き読みしてたのを今回は自力読み(つまりひそひそ音読)しました。そしたら口から勝手に出てくるんです。文字をなぞってたら絶対そういう風には出ないだろ、という出てき方をするんです(発音、ではなくて、リズム・つながり・かたまりのことです)。常にそれが続く訳ではないけど、出てくるときはするするする~と堰を切ったようにでてくるんです。その頻度が確実に増えてます。

で、色々考えたました。たぶん、「音」じゃないかな~と。ORT(L5)くらいの簡単な言葉は、「音」でとらえ始めてるんじゃないかと。。。耳が覚えていて、口が覚えていて、言葉を「身体感覚」として覚えているんじゃないかと分析しています!
「口が覚えている」っていうのは意外と大事なことじゃないですか!?身体感覚を伴った記憶って、言葉は文字じゃなくて音だということの最たるもんじゃないですか!

聞き読み(40万語)、多読的鑑賞(80h)、シャドーイング(22h)、どれがどう作用してるのか分かりませんが ―僕はシャドーイングのような気がします― 久しぶりに変化があって、嬉しかったので興奮気味で報告しました!

それでは失礼します!

katobushi

katobushiさんに起きたことは他の人にもたくさん起きていると
わたしは見ています。わたしはフォーラムやメールやオフ会やSkypeやtwitterを
通じて、たくさんの人のあちこちに「音の役割」を感じています。

(そういうみなさんがどんどん報告してくだると「示し合わせ」ていないことが
わかると思うのですが、なかなか報告が出てこない・・・)

それはともかく・・・

すっかり分かっていると思っていた Oxford Reading Tree が
「あれ?ここ、こんなんだったっけ!?みたい」に違って「読める・聞こえる」、
これは魅力的ではありませんか?

2D映画と思ってみていたものが、実は 3D映画だったような驚き・・・かな?

みなさん、 シャドーイングあるいは(できれば)劇薬シャドーイングをある時間
やってみて、このリンク先で ORT の読み聞かせを楽しんでみませんか?

字に絵を、音を結びつけるために! 言葉を世界に戻すために・・・

katobushiさん、ありがとう!!