The New Yorker誌のブログから ひさびさびさびさに・・・

2013年3月 7日
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実は同じブログからもう一つ!

この Book News というブログの今号のタイトルにもなっている
「ホーマーのイリアードの年代を特定する」という記事がおもしろかった。

ページは ここ。記事のトップのリンクです。

遺伝子の変化にはある一定の時間がかかると考えて、時代をさかのぼって
生物の過去を探る方法があるようです。

それをなんとホーマーが書いたという Illiad に適用してみたという・・・

なんと、これまでの文献学からの推測(前8世紀前後)とほとんど変わらない
前762年+-50年 という数字が出たとか。

いえ、わたしの関心はそこではないのです。少なくともそこにはとどまらない。
わたしはずいぶん前から、言葉の起源を遡れないものだろうかと考えていて、
この方法

According to Scientific American, the researchers used a linguistic tool called the “Swadesh word list,” established in the 1940s and 50s by American linguist Morris Swadesh. The list includes approximately 200 concepts (such as “father,” “mother,” body parts and colors) that have corresponding words in every language and culture.

つまりSwadeshという言語学者が作った「どんな言葉にもある基本的な概念」を
表す語を手がかりにしたのだそうですが・・・

この方法を使って言葉の起源がいつだったのか、見当をつけられないものだろうか?

うーん、これも果てしない興味をそそる話題だ。
まことにThe New Yorker誌の集めてくる世界の本情報はわたしのツボであります。