「そふぃ」さんからメールをいただきました。
最初に前回と前々回にそふぃさんのことを記事にしたときの訂正があります。
それも含めて「続き」にはそふぃさんのメールだけを引用し、わたしの感想や意見は
書きません。本当はいろいろ書きたいのですが、いまは時間がないので、やめて
おきます。そふぃさんのメールは非常に凝った文面なので、わたしが途中にコメント
を入れたりすると、果たして体裁を保てるかどうか自信がないのです。
どうか、ああ、ここはさかいさんがいつも言っていることと符合するな、ここはまだ
さかいさんは何も言っていないな、ここはさかいさんの言っていることと相反して
いるな、などご自分でコメントをつけながら読んでください!
************以下、すべて引用です************
*さかい先生訂正です。
8/5と8/13で「5月以来やさしい本をたくさん読んで」とありますが、
実際は7月からです。
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■やさしい本について
を先に読んでいただくと、より分かりやすいかもしれません。
けれど結構長いので面倒な方は読まなくても結構です。
初めに、話の内容をクリアにするために、やさしいことば(英語)と難しいことばの
イメージから。
最近になって感じるのは
簡単なことばで書けなければ、難しいことばでは書けない
ということ。
これは
6色のいろえんぴつで上手に描けなければ、24色のいろえんぴつで上手に
描けない
ということ。
初めから24色を使っている人は数に頼りすぎている。
また、6色で上手に描けるようになれば、24色を使いこなすのも時間の問題。
別の言い方をすれば、最初は
赤 青 黄
の3色。
そこから
紫 黄緑 緑 橙
が生まれ、
桃色 水色
が加わる。
なのにいきなり
朱色 群青 山吹
を使い始めるのは、ちょっと考えさせられる。
しかし
朱色 群青 山吹
で始めたが、
赤 青 黄
の重要性に気づくことは十分にありうる。
現に自分の場合がそうである。
イントロはこの辺で。
昨年7月
最初に読めた英語の本が
厚いペーパーバックだったので、
「やさしい本が大切だとか言っているが、それは英語ができない人にとってだけであり、
難しい本を読めた自分は難しいものばかりを読んでいればよく、やさしいものは読む必
要はないのではないか」
と今年7月まで思っていた。
今年4月から5月
を読んでやさしい本の大切さを実感。
しかしこの時も
「たしかにYL0-1の本当にやさしい本は重要で必要かもしれないが、YL2-5のものは
YL6以上のものと大して変わらない、つまり必要ではないのでは」
と感じた。
7月からYL2-3のものもたくさん読んでいたが、この疑問は半月以上あった。
6月終わり
さかい先生の研究室に初めて来たとき、ちょうど児童英語の先生3名の方と一緒に話
す機会がありました。
そのうちの一人の方が、ORTは絶対に読んだほうがいいと、とても強調していました。
たしかにその時点でYL1以下の本の大切さは認識していた。
5月のはじめにYL1程度の本を30冊程度立ち読みもした。しかし、
「それぐらいで十分だろう」
と思い、それ以来やさしい本は読まず、YL7ぐらいの難しい本だけを読んでいた。
ORTは袋が付いていて書店では読めなかったが、
「他の絵本と大して変わらないだろう」
とも思っていた。
7月から9月まで ところが毎週毎週ORTを読んでいくと、ことばが体の中に染み込んで
くる。これは今までと全く違った感覚だった。
またORTを読み始めたのと同時に、YL2-3のものも読んでいた。
前述の通り、この時点ではYL2-3の効果には大きな疑問を感じていた。
なので7月から半月はYL7程度のものも並行して読んだ。
ではなぜ7月の後半からはYL7程度のものは読まなくなったか。
それはYL7程度の本が必要ないぐらい、YL2-3の大きな役割が見えたから。
YL2-3の役割とは
ORTを実践する場
であるということ。
ORTで体に染み込んだものを少しずつ使う必要がある。
そのとっておきの場所がYL2-3の本であったのだ。
英語を日本語を介してでないと理解できないと思っていた人は、これがとても大切だと
思う。
最後にひとつ。
であったような成果をたった1ヶ月で出せたのにはもうひとつ理由があると思います。
第3章 過去か未来か、はたまた今か?―時間表現の一対一対応
にあったように、英語と日本語では時間表現の仕方が大きく違うように思われます。