英語子育てはいかがなものか? Hさんから届いたメール

2012年10月26日
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わたしは英語子育てについてかなり激しいことを言います。

「我が子のために!」と懸命に英語子育てをやっている保護者からは
相当な反発を食らいますが、時に(わたしから見て)冷静に受け止めてくださって、
よさげな変化があったと報告してくださる人もいます。

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Hさんからの最初のメールはこの6月でした。その時こんな報告があったのです。

中1の娘は、少し児童英語の経験もあったので、

4月から読み始めました。

単語を私と同じく(多分)必死で読んでいるので(それを

求めていることに感づいていることもあり)

楽しめない→続かない

になってきていることがわかりました。

楽しんでほしい気持ちで始めたのに

反対方向にいってしまっていました。反省です。

このまま続けず、しばらくお預けにした方がよいのでしょうか?

どうすれば強制と思われず、本を手にとってくれるか?

ここが親の工夫のしどころだと思うのですが…。

難しいです。

わたしは、娘さんがHさんの期待に気がついていることに気がついていることを
すばらしいと思いました。

「英語身につけろオーラ」の烈しい人は、「英語を身につけた、将来の我が子」に
目が行ってしまって、「目の前の我が子」を見ていない場合があるからです。

Hさんは冷静な眼を持っていて、「このまま続けず、しばらくお預けにした方が」
と反省しています。そして、(親であることは)「難しい」と結んでいます。

わたしのお返事はこうでした・・・

はい、むずかしいです。
さきほどの「英語身につけろオーラ」をできるだけ子どもに感じさせない
のが親の第一歩だと思います。けれどもこれが非常にむずかしい。

Hさんが必死の演技をして、「英語なんてどうでもいいんだよ、
楽しければやればいいし、楽しくなかったら、いつかやりたい時が
きたらやればいいんだよ」と思っているフリをするといいと思います。

そのためにはHさん自身が多読や多聴を楽しんでいることを
「後ろ姿で見せる」、こっそり陰で楽しむようにする、などがいいかも
しれません。
加えて、「英語をやりなさい」ということは言わない方がいいようです。

いずれにせよ、急ぐことも、あわてることも、あせることもありません。
何歳からはじめても、絵本がたくさんあれば、かなり急速に英語に
なじむことができるようです。どうぞ、その点は安心してください!

このやりとりから4ヶ月、つい数日前、Hさんから次の報告が届きました!

先生のアドバイス以降、
本を読もうと声をかけるのも、語数カウントもやめていました。


公立中1年ですが
幸いあまり教科書を使った授業をせず日本語訳をすることはないので
恵まれた環境にいると思います。(と思えるのも多読に出会えていたからです)
student teacherや英作文をしてクラスの皆の前でスピーチをする
など、自分の英語を自分で声に出すというスタイルの授業です。
先日、自主学習の宿題ではありましたが
自分で手にとってwinne the witch を聴きよみしたあと
感想を書いていました。(添付します。)
絵とお話しを楽しんでいることがよくわかる物だったので、報告しようと思いました。
この頃はDr.seussの言葉遊びをシャドーイングで遊んでいます。

私が手をひくと子どもが一歩自分で
歩きだしたように思います。
ありがとうございました。

PS 主人も私もレベル3までくらいの絵本と児童書を楽しんでいます。
週末の図書館で借りる本の中に5冊は英語の絵本が入っています。
近くの図書館に音源つきの本があればいいなと思います。

すばらしいですね。

たしかに、親が一歩前へ出ると、子どもは(当然)一歩下がります。
一歩下がったところで待って」いても、親がことを進めてくれる、
だから一歩下がって待つ癖がつくような気がします。
どうもそう思われる子どもを何人も見てきました。

Hさんと娘さんの「英語を巡る関係」はHさんが一歩下がることで、
娘さんが自分を取り戻して好きに動けるようになり、それで好転したように
思われます。

もちろん、両親がそれぞれに英語を楽しんでいることもすばらしいですね!

うれしい報告をいただいた最後に、娘さんの感想を添えます。
絵本を楽しんでいる様子がそのまま伝わってきます。
娘さんの声が聞こえるようです!

 

natuho Engrish.jpgのサムネール画像

 

Hさん、娘さん、ありがとう!