ベルグラード大学の多読講座報告!

2012年10月20日
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セルビアのベオグラード大学で日本の先生をしている高橋亘さんとわたしは
facebookの仲間ですが、こんな報告が届きました。

ご無沙汰しております。Facebookから失礼します。
今週から新学年が始まり、早速新年度1回目の多読を行ってきました。

今日は嬉しかったことが2つありました。

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そうなんですね。

1つ目に新学期からの多読を楽しみに待ってくれた学生が多くいたことです。いつもの通り、自然と2~3人のグループになりわいわいしながら読む学生達、1人で黙々と読み進める学生と、読み方も多種多様ですが、とにかくみんな楽しそうに読んでいる姿が印象的でした。

2つ目に大学外から参加者が来てくれたことです。
これまでの参加者は本学の学生だけでしたが、今日は初めて学外から参加者が来てくれました。他学部に通う大学生(男性)だそうです。
日本語はゼロ初級で、ひらがなも読めませんでしたが、ここで聞き読みの絶大な効果が!
レベル0を5冊分ぐらい一緒にCDを聞き、私が指で聞いている個所をなぞり、ちょっと該当箇所の絵を指し示しながら読み進めました。
数回参加者から意味の確認がありましたが、それもほぼ的確に意味をとらえていました。なんと途中からは自分で音声を聞きながら、聞いている個所をなぞれるようになりました。本当にセルビア語母語話者は耳がいいです。本当に驚きました。
日本語学習にとても意欲的な参加者だったので、今後も多読の楽しさを伝え、ぜひ常連さんになってくれたらいいなと願っています。暖かく見守っていきたいと思います。

「楽しそうに読んでいる姿」--多読支援の最大の励みですね。

生徒が読書に集中している時は声をかけることもできません。
乾いた大地が雨を吸収するよう、とでもいいましょうか。

そして、「聞き読みの絶大な効果!」 言葉は音ですね。
音と一緒にたくさん読書することで、文字音理解が立体的になる・・・
おっとこれは10月10日のfacebookに書いたことでした。

高橋さん、これからも時々様子を知らせてください!

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