きょうは午前11時からリアナさんおしゃべり会のはずでした。
リアナさんは昼の12時ちょうどに現れました。
(というのはもちろんSkypeに現れたのです。リアナさんの住まいは北米!)
「夏時間はいつ終わりましたか?」とたずねると、「数週間前」とのこと。
先週はリアナさんおしゃべり会が中止になったので、
夏時間が終わって日本時間との差が1時間ずれたのでしょう。
(来週の時間は、
フォーラムの「みんなでおしゃべり」の「リアナさんおしゃべり会」
でお知らせします。ご注目を!)
で、きのうの夜わたしは iPhone Kindle にウンベルト・エーコの「プラハの墓地」を
ダウンロードしました。ウンベルト・エーコといえば、小説の処女作が「薔薇の名前」で、
2作目は「フーコーの振り子」。
この2作目がとってもおもしろい小説で、中世の秘密結社がローマ教会に弾圧されて
地下に潜って雌伏し、何十年後だったか、何百年後だったかのある日に、
再結集しようという誓いを立てる。
結束の固い秘密結社の末裔たちは本気でそんな長い歳月のあとに
会おうとします。ところがローマ教会は(秘密結社の再結集を阻止しようと
したわけではないのだけれど、グレゴリウス歴だかなんだか、暦を変えてしまい、
末裔たちは誓いの「ある日」がいつだかわからなくなる・・・
フーコーの振り子はパリにあります。
ながーいコードの先についた重い金属球がゆっくりと振れて、
地球は回っているのにフーコーの振り子はその影響を受けずに一定の軸沿いに
振れ続ける・・・
きょうのリアナさんとのすれ違いから、わたしの思いは地球規模へと
広がったのでした。
なお、エーコの「フーコーの振り子」はその陰謀の規模の大きさで
「ダ・ヴィンチ・コード」をしのぐかもしれません。