「国はなくてもいい」! 訂正あり!!
2011年12月 7日
カテゴリ : 多読亭日乗
きょう12月6日の朝刊1面に「国はなくてもいい」という記事がありました。
やっと・・・ とわたしは思いました。
「国家」はもちろん「国」は用無しにならなきゃいけないとわたしは感じています。
最初にそう思ったのは10年近く前、前年にオックスフォードで知り合った青年が
ブリティッシュ・スクールで先生をやるために東京に来て、
それからしばらくしてまた東南アジアのどこかに転職していった時でした。
そのすがすがしさ、さわやかさは、「ああ、この人には国籍なんて関係ないんだ」と
思わせるに十分でした。
飛行機、テレビ、インターネット、地球環境問題、経済--どれをとっても
国や国家の境目を越えたものであることはよく知られていると思いますが、
個人のレベルでも「国」の境目がぼやけてきたのだと、
その時つくづく感じたのでした。
それから以後わたしはいつも頭の後ろの方で、
「国」がなくなる傾向がたしかなものかどうか、いつも気にしながら世界のニュース、
国内のニュースを見てきたような気がします。
そしてきょうの大新聞の記事・・・ わたしはこれが「国の終わりの始まり」を
告げる雄鶏の声であることを祈ります。
(世の中に「国」と「宗教」がなければ戦争は半分に減るのではないか?
どちらも支配者が被支配者を戦争に駆り立てる時にのよい口実になってきた。)
残っていいのは「くに」だけではないでしょうか?
ふるさと、という意味の「くに」はなくなりようがありません。
おっとここから先は非常に長い議論になるので、きょうはここまで。