流されないために--教育委員会改革をかいくぐり、時代錯誤を跳びこえる
2013年4月25日
カテゴリ : 多読亭日乗
タグ: 多読亭日乗
自民党がたくらんでいるのは教育の守旧でありましょう。
歴史教科書、道徳教育、校内規律、教員組織--すべてにわたって
国家意識を高め、上意下達の体制を強化しようとするに違いありません。
その狙いはほかの分野でも同じでしょう。
その餌はお金です。
いまお金と権力を持っている連中がいまの体制を維持し、強化するために、
人々の気持ちをお金で釣って、選挙で多数を得て、
みんなが「お上」のいいなりになりやすかった昔をなぞろうとする・・・
安倍内閣の支持率を見ると、自民党のたくらみはものの見事に実現しそうです。
バブルの弾ける前の狂瀾にもどりたくて、大挙して流されていく人々。
お金で釣られて奴隷になろうとする人たち。
けれどもお金が目当てで生きているのではない人たちはたくさんいます。
その人たちは国家とその支配層にはない賢さとやさしさを持っています。
その人たちが自分たちの位置を意識し、したたかさを身につければ、
「国家」をかつぐ連中のたくらみをかいくぐり、その時代錯誤を跳びこえることが
できるはずです。 わたしの希望はそういう人たちに託します。