ベルリン日記 その一
2009年9月 4日
カテゴリ : 多読亭日乗
タグ: 読み聞かせ
ただいま午前中の講演二つが終わり、200人ほどの日本語の先生たち、
ベルリン自由学やそのほかの学生や院生が一斉にロビーに出てきました。
わたしのお店の前と横ではポスター・セッションというものがはじまりました。
これは壁に大きな紙を貼って、みんなに見てもらうもの。紙には字だけ、あるいは
絵付き、写真付きなどで主張や実践報告や紹介やいろいろなことが表現してあり
ます。そこにポスターを造った人がついていて、立ち止まった人に説明しています。
(みなさん、こまかい字でびっしり書きすぎ! もっと図や絵や写真を使って、
こまかいことは口で説明した方がいいんじゃないのかなあ・・・)
で、この学会で聞いた話のうち、みなさんに関係ありそうなことを覚え書きとして:
* ボン大学のSさんの話。日本語クラスの学生について・・・
うちの学生はしゃべる、しゃべる。聞くことと話すことはうますぎるくらい。
でも「読解」が・・・
みんなYouTubeで日本のドラマを見たり、mangaを読んだり、animeを見たり
して使えるようになったのね。
* もう一つのタイプの日本語学習者がいるらしい。
「ヨーロッパの言葉はだいたいできるので、まったく違うことばをやってみたかっ
た。専攻はコンピュータ・サイエンスです。」(フランス人留学生)
「両親が将来のためには外国語をやっておくといい」と言われて日本語をやること
にした。両親に感謝しています。」
* 現在ルーマニアに住む日本人女性--お連れ合いはフランス人で、いろいろな
経緯から娘さんは7カ国語を使える。「毎晩読み聞かせをしたことがよかった。
読み聞かせはとてもよいと思う」とのこと。
ベルリンの町のことはまたあとで・・・
もう一旦店じまいして、昼ご飯を食べに行きたい!
ベルリンに着いた日、ベルリンの壁を観光に行きました。
いろいろ歩いているうちに「ソニー・センター」という巨大な建物に行き着きました。
そこにあったレゴで作った巨大なキリン!
読んでいるのは Dennis Lehane の The Given Day。
まだ読んでおります。まだタイトルの意味がわかりません。