日本の将来・・・ 暗い? 明るい?

2011年11月24日
カテゴリ : 多読亭日乗
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滅多に書かない内容ですね。

きのうアメリカから来た友だちと谷根千を散歩して、六義園のライトアップなどを
楽しみつついろいろ話して・・・

その中で、日本の将来という話が出たので、そのことをメモしておきたいのと、
そこで言い忘れたけれど、次に会ったときには必ず付け足しておきたいことを
メモしておきます・・・

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友だちはいま日本の大学に招かれてある研究をしているので、
話はごく自然に日本の大学はどうなっているのだろう?
不合理なことが多すぎないだろうか? という話になりました。

その点はわたしも残念ながら大いに同意せざるを得ず、
その場の結論はdiversity つまり多様さを受け入れないことが
停滞の原因ではないか、ということになりました。

友だちは東大が入学時期を「多様化」させることはよいことだ、
そうすると様々な序列がなし崩しになるのではないかといいました。
またユニクロが外国人社員を増やそうとしていることなども、
日本という(すでにひび割れた)一枚岩を多様化させるきっかけになるかも
しれないとも・・・

わたしはユニクロ一社でどうなるはずもない、と反論して、つい最近聞いた
重厚長大2社と新進IT企業1社がどれも極めて不合理な態勢をとっているようだ、
(3人の新入社員の「証言」による)
だから日本の将来は暗い、と応じたのでした。

それで話は別の話題へと移ったのですが、次に会ったときにぜひ補足したいのは、
東日本大震災以後の、NPOやボランティアの人たちの活躍です。
いろいろな報道に接し、味の素スタジアムでは実際にNPOが固くて動きの取れない
行政と、気持ちと能力はあるけれどどう動いていいかわからない普通の人たちの間を
どう取り持っているか(実に柔軟かつしぶとく)を見て、そうか、この人たちに望みを託す
ことができるかもしれないと強く思ったのでした。

(多読村の活動をNPOにする構想もその思いを土台にしています。
これからみなさんに、どう手助けしていただくか、少しずつ明らかにしていきます。)