日本語多読講演があったのですが、終了後のアンケートの回答がすばらしい!
長いけれど、ぜひ読んでください。
http://tadoku.org/blog/blog/2014/01/18/361
2013年は英語多読と日本語多読への理解が深まり始めた年ということに
なるのかもしれません。後から振り返って、そうなりますように・・・
あ、それから・・・
NPO多言語多読の活動が日本全国を対象にしていることがわかるはずです。
日本語多読講演があったのですが、終了後のアンケートの回答がすばらしい!
長いけれど、ぜひ読んでください。
http://tadoku.org/blog/blog/2014/01/18/361
2013年は英語多読と日本語多読への理解が深まり始めた年ということに
なるのかもしれません。後から振り返って、そうなりますように・・・
あ、それから・・・
NPO多言語多読の活動が日本全国を対象にしていることがわかるはずです。
この例も「もう会えない(かもしれない・・・)」場面です。
Downton Abbey は何人かはまっているひとがいますが、
(わたしも・・・!)イギリスのテレビ・ドラマで、なんともまあ巧みに作ってあって、
見所がいくつもあります。その話は最後に付け加えましょう。
いまは20世紀初頭のイギリス上流階級の一族を巡る大河ドラマとだけ理解してください。
先日、このGood-byeの話題があってから、
Downton Abbeyの未視聴分をひたすら見てたら、耳に飛び込んできました。
Series 2の第1話目。
フィアンセを連れてDownton Abbeyに戻ってきたMatthewが戦場戻るとき、駅に見送り
に来たMaryと交わされた別れ際の会話の中。(このシーン、かなり好きなのです)自分に何かあったら、母親とフィアンセを頼むとMaryに伝え、Maryがもちろんよと答
えたあとで……。Mary : Good-bye then. And such good luck.
Matthew : Good-bye, Mary. And God bless you.
その後、Matthewが汽車に乗り込み、ホームを出て行く汽車を見送るMary….。
Matthewは戦場に戻っていくわけで、その後、会えるかどうかはわからないというシ
チュエーションかなと思います。見ていて、あっ!と思ったので。
お知らせまで。
「その後、会えるかどうかはわからない」ので、Good-bye. と言い、
God bless you. と祈ったのですね。
みなさん、こんな風に Good-bye が使われた場面を見つけたら知らせてください!
で、Downton Abbey の見所ですが・・・
*昔の領主屋敷の内部をつぶさに見ることができる!
(できればBlu-ray がいいんですが・・・)
*貴族の家庭と人間関係を覗くことができる。
*Upstairs, Downstairs つまり使用人の世界と人間関係を覗くことができる。
*Upstairs も Downstairs も人物像が多彩で「立っている」
*20世紀初頭の歴史を覗くことができる。
(タイタニック号の事件、第一次世界大戦、電話の登場、階級の変化、
アイルランド独立運動、女性解放への流れ、労働者階級の苦しさの一端、
荘園経営の変化 なんと盛りだくさん!)
*役者がうまい! これはもう絶望的にうまい・・・
ついでに・・・
*ことばはかなり明確に話しています。
*毎日、Dinner の時には着替えるんですね。知らなかった。
白い蝶ネクタイか、黒い蝶ネクタイかも意味が違うらしい。
*そういうわけで「字幕なし多観」の一つに加えてはどうでしょう?
なお、100年前が舞台だから Good-bye. と言ったわけではありません。
そのことは次の記事で・・・
*
Good-bye の目撃情報が集まってきております。
なお、どれも「もう会わない、会えない(かもしれない)」状況ですね。
たとえば・・・ある絵本からは
【Good-bye】めっけ(^^)。SNOW BEARという絵本で、Little Snow Bearが初めて一人で外に出たときに出会ったlittle sealと楽しく遊んで別れる時、”Good-bye”でした♪ pic.twitter.com/RXfoS994c5
この絵本を見せてもらいました。たぶんもう会わないと思われる別れ際でした。
(リンクは効かないようです。)
また・・・
まだありそうだけど取り急ぎ、覚えている範囲でわたしが出会った時系列順に。
1つめ。
ジャック・フロスト パパは雪だるま
http://www.amazon.co.jp/dp/B00006LY0I/tadokuorg-22/
酒井先生もおすすめの映画!(というかおすすめされたので観ました)
これはどこかは言えない!言えないってばー!
これは言えない、言うわけにはいかないのですが、この場面は3人の登場
人物がいて、3人目は Good-bye と言わないのです。
なぜその一言を言わないか・・・ その理由は「言えない!」のです。
観てください!
2つめ。
Just Good Friends (Cambridge English Readers Level 3)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0521775337/tadokuorg-22/
色々あったところで、主人公の女性が、友だち(男)からあきれられて告げられるんだけど、たしか「なんでわたし達の間で Good-bye なんて言うのかしら?」な感じに
ノーテンキに受け止める彼女が印象的。
ほー、なるほど・・・ これは読んでません、わたしは。
こうやっていわゆる「語感」もしくは「語勘」が育っていくのですね!
3つめ。
Sherlock S2E2 (The Reichenbach Fall/ライヘンバッハ・ヒーロー)
Goodbye, John
https://www.youtube.com/watch?v=4W4dHJ31Qyg
屋上にたつシャーロックを見上げ、まさか、まさか嘘だろ?が、確信に変わる瞬間。というわけで「Good-bye はもう会わない(会えなくなる)ときに使うようにわたしは感じています。」だと思うのです。
じゅんじゅん
最近では最大の Good-bye. ですね。これは大きな Good-bye!
YouTubeで観られるようですが、Sherlock と John の関わり合いを
知らないと分かりにくいかな? あ、そうか、そうじゃないですね。
状況からいって、もっとも納得のいく Good-bye. ですね。
それ以上はとりあえず考えることないんだな。
続報がありますが、それは愛知県から帰ってきてから!
お題が2度も変わって、分かりにくくなりましたね。
(実は今回の最後にはみなさんに資料収集に手を貸していただきたいので、
もう一度お題が変わるようなことになります。)
さて変転の挙げ句、お題はこうなったのでした・・・
あなたが別れ際に Good-bye と言うのはどんな時ですか?
何人かの方が意見を送ってくれました。
簡単にまとめると、どなたも、「そういう時はGood-bye. とは言わない」という
内容でした。
では何と言うかについてはいろいろありましたが、代表的なところでは、
「Thank you.」と言って握手をして別れるのではないかと思います。
「Thank you.」あるいは時間によって「Good day.」や「Good night.」、「Bye, bye」、「See you.」
などがあると思います。「Bye, bye.」は親しい場合は大人でも使いますよね。
「Good bye.」はなんとなく改まった感じであまり使わないのかなと思いました。
でも高級な店なら使うのかもしれません。初めて来社した取引先の人なのに、はい、さよなら、あなたとはこれっきりよみたいな感じがしてしまう…
Good-byeはいわないと思う~。 I hope to see you soon. Thank you for coming.
graveに土をかけて立ち去るときはgood-bye!電話を切るときはThank you for calling. Bye-bye.
こんな具合でしたが、ま、一言で言うと、Good-bye. は言わないだろうという反応のようです。
わたし自身の感じは
Good-bye はもう会わない(会えなくなる)ときに使うようにわたしは感じています。
と同じです。
けれども、もっと軽い気持ちで使うこともあるはずです。
そこで、みなさんに手伝ってほしいことがあります。
別れ際に使われる決まり文句はどんなものがある?
資料収集をお願いします。
収集が大変になるといけないので、別れ際の決まり文句をそのまま
送って下さってもいいし、もし時間があるなら、
どんな別れ方か (特に Good-bye. の時!)
もっと時間があるなら、
資料は何か (絵本、ペーパーバック、映画、ドラマなど)
を書いてくださると大いに参考になります。
ある程度集まったところでまたこのブログの記事にします。
なお、これは毒リンゴです。英語の読書の手練れでない場合は資料収集は
やめて、先輩たちの収集を楽しみに待ちましょう。
手練れのみなさんにも一言・・・
文法の資料収集よりは害は少ないかもしれませんが、
文章の内容ではないところに関心を向けることで、せっかく呼んでいる本の内容が
つまらなくなったり、何を読んでも別れ際の決まり文句が気になったりという
副作用が顕れる可能性があります。そのような証城が出た場合はただちに
資料収集をやめて素直な読書、映画・ドラマ鑑賞に戻ってください。
You have been warned!
なお、宛先はいつも通り info あっとまく tadoku.org です。
お手伝いをよろしくお願いします。
(結構おもしろい結果がでるのではないか?)
先日、文科省の公式文書に 「多読」 の文字が載ったという記事を
書きました。学校への広がり・浸透がやっと緒に就いた感があります。
つい数日前、原稿書きの資料探しでグーグルを使って、
「多読」という文字を検索しました。驚くなかれ、1000万件近くヒット!
本当?と訝しく思いましたが、ま、そういうヒット数が出るものなのだとしましょう。
けれども、問題は広がり方です。調布の佐藤さんが、「週刊エコノミスト」
という雑誌の言う「多読」について書かれた記事を知らせてくれました。
こんにちは。調布の佐藤です。
今日発売の「週刊エコノミスト2014年12月31日・1月7日合併号」(毎日新聞社)が第2特集で英会話を取り上げています。
週刊エコノミスト 2014年 12月31日・1月7日合併号 毎日新聞社 特別定価700円 1月6日発売の2014年1月14日号の特集も英語に関係した内容です。こちらは語学の話ではなく、経済の話のようです。 英語と経済 金融を支配する覇権言語になった理由/世界は多言語化へ今年こそ 本気で英会話
111ページから118ページまで115ページの左上に「英字新聞、雑誌を読むには単語の学習が効果的」と題した編集部執筆の囲み記事があります。添付したPDFファイルは、そのページです。
「多読」という言葉が広がりましたが、ここで使われている「多読」は誤用というか、私たちが使っている「多読」とは違うのでメールを書きました。「単語」、「学習」とか書いている時点で、「多読」の本質を失っていると思いました。このような「多読」の使い方をするから、英語で苦労する人々を量産し続けているのでしょう。このような形で「多読」がビジネスパーソンに認識されると迷惑です。
ただ、週刊エコノミストは週刊経済誌(日経ビジネス、週刊東洋経済、週刊ダイヤモンド)の中では部数が最少です。
今、オフィスで仕事中です。
調布の佐藤
ま、「誤用」ですね。けれども、今は「単語」や「学習」などと結びつけた、
本質を見失った多読が、ずいぶん広がっています。
学校では旧来と変わらず辞書と文法分析を使った「多読」が
当たり前のようになっています。
裾野が広がると言うことは初期の考え方が薄まるということなので、
学校ではそうなるだろうということは予想していました。
けれども、社会人の間でもそうなるとは・・・
(多読の初期を支えて広げたのは30代40代を中心とする人たちだったのですが。)
マイナス面として、わたしはずいぶん前からこのまま単語や学習を伴う多読が学校に
入っていくと「多読があるから英語は嫌い」という生徒が出てくると予想しています。
調布の佐藤さんの「予言」・・・
このような「多読」の使い方をするから、英語で苦労する人々を量産し続けているのでしょう。このような形で「多読」がビジネスパーソンに認識されると迷惑です。
・・・が当たると、多読は社会人をも苦しめることになるでしょう。
ま、それはしかし普及に伴う当然の変化であります。
わたしたちは変わらずにいましょう。
「ポピュラー多読」で多読を知った人の中で5%くらいは、いつかこのサイトに来て
「元々はそういうことだったんだ!」
と目覚めてもらいましょう。
このサイトに集う人たちの仕事は尽きません。がんばりましょう・・・!