Billy Elliot 映画から graded readerへ、そして社会へ、歴史へ

続きにある Billy Elliot の書評はとてもおもしろい人が書きました。
長澤洋子さんと言います。長澤さんの勤め先で英語多読の講座を
担当していましたが、1年経ったところで定年退職なさった。
そして多読講座の受講を始めたのです。

その理由は多読講座の受講生が楽しそうだったから、と。
それだけでもおもしろいのですが、Pearson Readers の
Billy Elliot を読んで、たちまちさまざまな方面につながったのか、
鋭い感想をFacebookで書いていました。

お願いして引用させてもらいます・・・

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感想届く! -- 日本語多読と英語多読、よく似ている! 普通の授業とまったく違う!

きのうの記事にMさんがさっそく感想を寄せてくださった・・・

多読って自主性を育てますよね。教えたがりが前に立って押し付けるのでは
押し付けられた方は受け身になるしかないけど、好きな本を自分で選び、
自分のペースで読むという行為の積み重ねがすごく違いを生む気がします。
先生は後ろでそっと見守るだけでいい。

「勝手に赤い畑のトマト」
万智さん、言い得て妙。

ああ、もうまったく「言い得て妙」です。
多読・多読支援のいちばん大事なところを表現していると思います。

勝手に赤いトマト

これ以上書くと学校の先生方の悪口になるだけなので、ここまでにします。
それにしても、言い得て妙!

Mさん、ありがとう!
これは印象的だから、学校の先生の頭にもしばらくは残って、
「いったい、どういう意味なんだろう?」って考えてくれるかもしれない。

(でも、このブログを読んでいる先生はみな考えずにわかってしまいそうだ。
考えなきゃ分からない人はたぶん読んでない・・・
じゃ、なんで書くのか? 謎です。)

日本語多読と英語多読、よく似ている! 普通の授業とまったく違う!

当然のことかもしれませんが、あまりによく似ているので、確認するたびに驚きます。
名古屋経済大学の横山さんが寄せてくれた報告です。

「日本語多読実践報告 名古屋経済大学」

中でもNPO多言語多読の事務局がみんなうれしく思ったのは先生の変化です。

横山さんは、多読授業をやってみて『感激』し、
また『嬉しい驚きが沢山ある』とおっしゃっています。

この点を横山さんの報告では「教師の気づき」と題してくわしく書いています。
「うれしい驚き」が生徒だけでなく先生にもたくさんあること--
これが多読のいちばんすばらしいところであり、
多読支援の醍醐味と言えるのではないかと思います。

以下は多読・多読支援から普通の授業を見直して、ちょっとした苦言を・・・

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反常識的受験対策! 大学入試に必要な「多読力」

なんでも「・・・力」と呼ぶのが大流行で、わたしはあまり好んでおりませんが
(唯一すばらしいと思ったのは「老人力」!)
受験関係、英語学習関係ではこれがやはりまずは読んでもらうきっかけに
なるのではないかと、突然「多読力」ということばを一回限り使うことに
します。

要するに、多読で大学入試の準備をするとしたら、どのレベルまで読める
必要があるか、という目安の話であります。繁村本(と呼びます)を
読んだ Mさんから、思い当たる節があると、メッセージをいただきました。
多読で試験対策を考えている場合は参考になるのではないかな?

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みんなのうた 「春の日の花と輝く」

一月に一回の YouTube の晩です。

今晩は 「春の日の花と輝く」 です。

最初は由紀さおりさん

https://www.youtube.com/watch?v=aLQ6m6L6POw

東京混声合唱団--とてもよいです。

https://www.youtube.com/watch?v=VqwFg2qvl0I

鮫島由美子さんや島田祐子さんも YouTube にありますが、
声楽という感じがして、わたしとしてはもう一息だと感じました。
由紀さおりさんの歌い方はこんなに素朴に?と思うくらい自然。
東京混声合唱団は素直で深いです。