やはり「褒める」のはむずかしい。
むかし、国立に邪宗門という喫茶店があって、そこにある画家さんが来ていて、
よく会うものだから話し込むようになって、あるとき
「若い画家を褒めたときとけなしたときと、どっちがだめになりますか?」と
尋ねたことがありました。
その画家さんは言下に 「褒めたときだね」 と・・・
やはり「褒める」のはむずかしい。
むかし、国立に邪宗門という喫茶店があって、そこにある画家さんが来ていて、
よく会うものだから話し込むようになって、あるとき
「若い画家を褒めたときとけなしたときと、どっちがだめになりますか?」と
尋ねたことがありました。
その画家さんは言下に 「褒めたときだね」 と・・・
突然「YLと語数」の話が割り込んできて、大きな反響があったので、
「Bitesizeの話はどうなりましたか?」という問い合わせがありました。
きょうこそはbitesizeの話を少し先へ進めます。
Twitter で、H さんから届きました・・・
少しずつ bitesize ということばでわたしが何を言いたいか、伝わっているようです。
甘えちゃいけませんが・・・
こども向けcartoon見ながらセリフのシャドーイングやリピート続いてます。3秒ほどの長めのセリフのリピートですが、覚えていられない状態から、少しずつですが部分的にザルの網目に引っかかるようになってきました。これ、きっとbitesize単位だと思うのです。
「覚えてられない状態から ザルの編み目に引っかかるようになって」きたところがすばらしい!
たしかに引っかかるのは bitesize だろうと思います、まだわかりませんが。
「覚えようとする」 のは 「頭を使っている」 ということではないだろうか?
だとすると、少しずつ 「頭を使わない」 ようになって、
「網の目」 つまり H さんの bitesize に合った言い回しがふっと口から出るようになってきた!?
まだはっきりとは分かりませんが、そんな解釈も可能かな? (みなさんの意見を求む!)
で、やっているうちに彼らはというか彼らも、言いたいこと全体を考えてから話しているのではなく、前から順番に話しているんだという感覚がわかってきました!
多読するようになって英語を前から順番に読めるようになっているのに、前から順番に話すことは出来ない自分って何なんでしょうね。学校英語の呪縛、恐るべし…
「前から順番に読めるようになっているのに、前から順番に話すことはできない」--jこれも
なるほど、です。
(でも、ひょっとすると、「前から順番に話す」 のではなくて、
わたしたちは 「bitesize のかたまりごとに口から出しているのかもしれません。
たぶん、ね、たぶん。)
ここで、わたしは H さんに、ブログで引用していいでしょうか、とたずねました。
すると、「いいですよ。ただし・・・」と返事をくださって、次のようなやりとりが続きました。
観るたびごとにシャドーイングやリピートしている訳ではないんです。観ているだけの方が多いです。5回に1回くらいかなーです。
kunisakai(わたし):リピートしたりシャドーイングしたりすることよりも、印象的な場面で出たセリフの方が吸収されやすくて、口からも出てきやすいかもしれないです。そういう例もブログでちょこっと書くかもしれません。
今までシャドーイングをあんなに推奨してきたのに、わたしは方向転換をかんがえているのでしょうか?
本人にも分かりませんが、わたしのツイートには多少根拠があります。
ひとつには シャドーイングするにしても、気に入った名作絵本やドラマや映画の方が変化が大きい
場合があるらしいこと、
もう一つはたとえば最近ある人と Twitter でやりとりしていたら、その人が Let me work. と
文句を言ってきたのです。これは 「うるさいなあ、こっちは仕事してんだから」と言いたいときの
決まり文句なんですね。それでわたしは驚いた。そこでしつこく Let me work. をどこで、
何回くらい耳にしたと思う? とたずねました。すると、そう回数は多くないらしい。
要するに印象的な場面で使われていたので、さっと吸収して、わたしが「うるさく」したときに
ふっと口から出てきたのでしょう。(わたしはそんなにうるさくしたわけではないですよ。
ちょっと引っ張る傾向はあるかもしれませんが・・・)
(ウンチクです・・・ Let me work. をもっと皮肉っぽく言いたいときは Someone’s got work to do.
なんていう言い方もしますね。どこかで見かけたら、いや耳にしたら、連絡をください!)
はい、全く同感です!観てるだけでいいと思います!!なぜなら子供達はただ観てるだけですものね(≧▽≦) おなじみの毎回出てくるセリフなんか耳にタコで嫌でも自然に覚えます
しかも、カッコイイ音そのままで!(≧▽≦)
ぼくはPeppa Pig も Sarah & Duck もおもしろいですね!
はい、Ben and Holyとかそのあたりは鉄板ですね! 今観ているHey Duggeeはかわいい絵がとても目まぐるしく変わるので、続けて繰り返し同じエピソードを観ても全然飽きないです
わたしも H さんも、幸運なことにイギリスの幼児向け動画がちっとも飽きない!
わたしも、Peppa Pig や Hey Duggee や Ben and Holly や Charlie and Lola が大好きです。
(そういえば、Twitter ではすでに紹介しましたが、Jacqueline Wilson さんと Charlie and Lola の
作者が 対談している動画 があります。10分くらいの短いものです。)
全部 YouTube に公式チャンネルがあるので、安心して観ることができます。
ただし、1分前後の短いクリップと、 Full episodes とあります。
H さん、ありがとう!
@kunisakai で分かるとおり、Twitter で意見が届きました・・・
@kunisakai バイトサイズってよくわかりませんけど、自由に、心から聞こえてくる声に従って自由に表現すればいいんじゃないかなあって思うのですが…..。多読をある程度続けていると、思いとともに、ふつふつと言葉がこぼれてくるときがあります。それじゃダメなのかな?
わたしの返信はこうでした・・・
当然のことですが、Facebook、メールなどで、「普通の文」ってなんだ? という
質問が来ています。
「普通」も「文」も定義するのは非常に大変なはずです。
実は「普通の文」の意味は非常に浅薄なものなのです。
5月3日の記事 で、Ben and Holly’s Little Kingdom を選んだかを説明します。