間違えること 多読アホリズム

Now stopping at Tokyo で始まった洗い流しに関わるアフォリズム集

* Now stopping at Tokyo の問題は「正しい表現は何か?」ではない。

* 洗い流すことで学校英語は実際使われる英語と別物であることが浮かび上がる。

* 学校英語という汚れはしつこい。何年経っても別物だということがわからないくらい・・・

* 外国語をしっかり使える人は「単なる道具」とは考えていないに違いない。

* 「外国語は単なる道具だ」という言い方には sour grapes の響きがある。
手の届かないところにある葡萄を「あれは酸っぱいに決まっている」というような・・・

* ことばはたしかに道具だ。しかし店で買ってきて終わりという道具ではない。
使って、磨いて、育てる道具だ。

* ことばは間違うことで磨かれる。

* こどもは何であれ間違わずに獲得することが出来る。

* おとなは間違うことでしか獲得できない。

* 洗い流しは間違いの確認ではない。さっぱりきれいにして吸収するチャンス!

半分は本気で箴言集のつもり

高校の時、現代国語の教科書に「ラ・ロシュフコーの箴言」というのが
入っていて、これがおもしろかったんですよ。高校の現代国語の教科書で
覚えているのはそれだけですね。

あれを真似したいもんだ!

目標はぼんやりと・・・ メールをもらいました!

多読支援というのは本当におもしろいと思います。

どっちがどっちを支援しているのか分からない!

多読には先生・生徒の区別はない、先輩・後輩があるだけだと、何度も言っていますが、 そうなんです、このメールも・・・

先生、こんばんは~。 ブログ読んで、メール書きたくなったので書きました。

「スモール・ステップ」っていう言葉は知らなかったんですけど
考え方は昔から存在するようなものだから一応わかっているつもりで、
あれ?なんで先生はこの考え方に否定的なんだろう?と不思議に思いました。

たぶん、多読も本質的には「スモール・ステップ」 なんじゃないかなぁ、と私は思います。
具体的な目標なんか立てないで、とにかくまず体を動かす。
そしたら、だんだん体があったまってきて トントン駆け足気味になって
階段を上ったり 疲れたら少しゆっくりのテンポになったりしながら、
でも完全に途切れてしまわないで上っていく。 するといつの間にか思いもして
なかった高いところまで 上ってきていることにあるときハタと気がついてビックリする、みたいな。

「スモール・ステップ」って特に、傷ついた経験があったりで 何かしようとするときに自信がなかったり、混乱してしまったりして 結果的に動くことが難しくなってしまった人に対して 有効な考え方っていう位置づけだったと思うんですよね。 結構、挫折体験からの再スタートっていうコースをたどる人が多い 多読にはフィットする部分もあるような気もするのですが。。。

↑ ここです。あとで感想を書きます。

それとも、私がただ「スモール・ステップ」って言葉の意味を 勘違いしてるだけだったら、
ごめんなさいー!! 何でもないです。

あと、私は啓発本大好きな人間です。たぶん、人間の器が小さい。(笑)
でも先生の記事読んでたら啓発ってそもそもどういう意味だったっけ って感じになりました。
結構、あーいう本読んでると inspireされるんだけどな~。啓発とinspireって概念として
共通項があるのかないのか考えてたら、頭がこんがらがってきた。。。 ので、
考えるの止めました。(^-^;

毎朝、仕事前にオフィスのそばの喫茶店に通って、ちょっとずつですが
前に言ってた「www」って小説の翻訳してます。
私なりの「スモール・ステップ」です。あぁ、書いてるうちにわかってきた。
私、結構「スモール・ステップ」信者みたいだ。(笑) ではまた、そのうちに!

いや、言われてみると、わたしが誤解しているような気がする・・・
ぼくは目標を立てて、そこまでの過程を細かいステップにして、 少しずつ
進んで いくのかと勝手に思っていた! ぎゃ!

「目標を遠くに立てる」っていうところにわたしは疑問を感じるわけで、
スモール・ステップ自体はそれとは別かもしれませんね。

「多読はスモール・ステップ」っていうのも、そんな気がしないでもなくもない。

そういえば多読は「挫折体験からの再スタート」っていう人は非常に多いしね。
いや、そういう人ばっかりか・・・ なるほど、ありがとう!

もしかしたら「階段」って言葉のイメージが良くないんですかね、
一段一段着実に…みたいなことばっかりみんな言うから。
駆け足で上ることも、一段飛ばしで上ることもできるのに!
ちなみに私はこの階段を上っていく感覚、多読で身につけ(or取り戻し?)ました。
英語だけじゃなくて、伸びること自体のやり方・感覚をつかんだのは多読のおかげ。
それって人生の中でもすっごい貴重なことだと思います。
だから多読ってすごいんですよ、先生。(笑)
そうです。階段を「一段一段着実に」っていうところに、わたしは辛気くさいものを 感じるんですね。
そこからあとはこのメールの主に教わるばかり!
だから多読ってすごいんだな・・・ うん。
Aさん、楽しくスモール・ステップを!!

学校英語を洗い流す as のいちばん大事な役割ってなんでしょう?

というわけで、学校英語の常識をもう一つ俎上に・・・

今回は手強いですよ・・・

as の意味といってもいいです。

as を辞書でとあまりにたくさん項目があって、読むのがいやになります。

けれども、そういうたくさんの項目を束ねる(?)大本の役割(意味といってもいいです)は
あるように思います。で、それはなんなんでしょう?

みなさんの学校英語に対する信頼を揺らがせたくて、こんな質問をしています。
別にわたしの理解をみなさんに押しつけようということではありません。
ぜひ info アッとまアくtadoku.org にあなたの考えを送って下さい!
どんな理解や意見や感想が出てくるか、楽しみです!

学校英語を洗い流す belong は 「所属する」か?

お気づきかもしれませんが、ここまで「学校英語批判」という題名で等してきた投稿を
「学校英語を洗い流す」に変更しました。

その変更後第一弾は引き続き belong についてです。
次のようなメールをいただきました。

さかい先生

こんにちは。
先生のブログを「そうなんだよなぁ」と思いながら読みました。

わたしはいまでも「学校のクラブに所属している」といえば
I belong to xxx
しか、思いつきませんが、belongの後ろにはほかの語がくることもあることは多読前から知っていました。

というのも、わたしが仕事をどうしようかと悩んでいるときに
当時の同僚(?)のアメリカ人女性が丁寧な励ましのお手紙をくださり、そこには

You belong in class.

とあったからです。
そのとき初めて、belong in という表現を見ましたが、「こういう言い方があるのか」と思うと同時に
とても温かい気持ちになり、ありがたく思ったのを覚えています。

ところで、関連して(?)思い出したのが be good at です。
これもどうやら怪しいようで…。

ある人がtwitterで英語の練習用のアカウントを作ったときに
「英語は得意じゃないので、間違いがあったら直して下さい」とつぶやいたのですね。
そうしたら、早速英語nativeという人から

I’m not good at English. ではない。
I’m not good in English. であると。

そのやりとりを見ていて「ひえーっ、good atよ、おまえもか!」ってなりましたよ。(笑

まだまだ、たくさんありそうです。
自分で発見できたら楽しいだろうなぁと思いますが、
それにしても、それを現在の職業柄、こどもに教えなければいけないというこのジレンマ!

元同僚のYou belong in class.を信じてもうしばらくがんばります。

では、また。
slo

You belong in class. は大変な褒め言葉です。
「所属する」では何の意味もありませんね、この場合。

「あなたの生きている意味は教室で生徒を相手していることにあるのよ!」

ということです。こんな風な感じ方をした元同僚もえらいと思うなあ・・・

そして「ひえーっ、good at よ、おまえもか!」っていうのが、おかしくも真実を衝いている!
そうなんですよ、学校英語の害はあらゆるところにあるわけで、
学校で習ったことはほとんどすべて「見直し、洗い流し」が必要なのです。

わたしの頭を、みなさんの頭から学校英語を洗い流すために、
これからも記事を書いていきます。感想や意見や疑問や注文を送ってください

よろしくお願いします!