多読亭日乗

ORT マトリョーシュカ!

わたしたちの仲間 K2さん がこういう人形を作りました!

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とてもよいできばえだったので、作者に送ったらとK2さんに言いました。
で、Oxford Reading Tree の作者に送ったところ・・・

Alex Brychtaさん

いいでしょう!
仕事をしているのはORTの画家 Alex Brychta さん。
いま描いているのはKipperたちが日本に来る話だそうです。
楽しみですね。

上の画像はぜひクリックで大きくしてください。
Kipper も Floppy も、ぬいぐるみたちも生きているようです。
そして、Magic Key がいちばん奥に入っている!
そしてマトリョーシカの後ろに見えるのはKipper たちの住む町の地図!
実在の町がモデルだそうです。Googleで見ることもできるそうです。
町の名前は・・・ ORTの絵をしっかり見ると出てくるそうです。
わたしは知らない・・・

じゃ、メガネはどこ? と思った人、NPOの事務所に見に来てください!
来られない人はどこにあるか、メールで送ってください。
当たった人がいたら、答を明かします。

K2さん、ありがとう!!

追補
K2さんからわたしのfacebookページに新しい写真の投稿がありました。
これも壮観! やはり「多読は愛」なのではないだろうか? (ね、Kian!)

K2さんのKipperたち

目標はぼんやりと・・・

前から考えていて、いつか書きたいと思っていましたが、
一つ前の記事のようにdenkoさんの記事からニール・ゲイマンさんの講演を朗読した
ものにぶつかって、次のような文を見つけて、これを機会にと・・・

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ゲイマンさん曰く・・・

First of all: When you start out on a career in the arts you have no idea what you are doing.

つまり、arts に関しては「先が見えない方がいい」と言うのですね。

ビジネスだったら、株主のこともあるし、従業員のこともあるし、
思い切ったことはできないでしょうが、ゲイマンさんは arts のことを言っているので、
個人的な営みだからほかの人のことを気にしなくていい、先なんか見えない方がおもしろいと。

arts だけじゃないと思う。

最近時々 スモール・ステップ ということを耳にします。
遠い先を目標にしても一気には達成できないから、少しずつ、達成できることを積み重ねて行こう・・・

いかにもそれらしいけれど、そういうもんだろうか?

第一、そんなのって、楽しくないんじゃないかな?

これはもう単に生き方の問題かもしれないけれど、予定通りに何かを積み重ねて、
何がおもしろいのかな? 「積み重ねた」という満足感はわかる。でもそれだけじゃないかな?
やっていることの中身は予定通りのことができただけだからおもしろくはない。

先は分からないからこそ一つ一つの展開が意外で、楽しいと思えるわけで、
予定通りに行ったらちっともうれしくない。(サリンジャーの短編にそういう台詞があった。)

うれしい、楽しい--にはどうしても「意外な、思いがけない、想定外の」展開が必要なのでは?

たくさんの人が多読を堪能しているのも、こんなことになるなんて予想しなかった! というのが
楽しさの大本なのではないだろうか? 棚ぼた? もらえると思わなかったプレゼント?

第二に、詳しい、細かい目標はかならず外れる!

今いるところから遠い先の目標なんて、立てられるわけがない、本当は。
くわしければくわしいほど外れる!
だって、そこにいないからそこに行きたいわけだ。目標地点のことをどうやって、今分かる?
そんなもん、わかるわけない! 目標地点のことがわからないのだから、そこまでの
道のりが分かるはずはない。分からない道のりを細かく分けるなんてできるわけがない!

そうすると、そういう目標はだれか先にそのあたりに到着した人の言うことをそのまま
信じて立てることになる。もうその時点で、外れることは決まったようなもんだ。

人の到達した目標が自分に合っているなんて、どうしてありえる?

(世の中に 自己啓発本 というのがありますが、
自己 なのに、他人の書いた本に 啓発してもらう っていうのが、よくわからない・・・)

そういうわけで、目標は漠然としている方がいい! あこがれでいい。夢でいい。
他の人の目標地点や道のりじゃなくて、漠然といいなと思う方向に歩き出して、
一歩一歩、意外な展開を喜んで、楽しんで、それで到着したところが 目標地点・・・

目標地点に着いたら、もっとおもしろいことがしたくて、次の意外な展開へ向かって
歩き出すことになると思うよ。

ゲイマンさんの講演はこんなことばで終わってます。どこかの大学卒業生への
はなむけのことばです。(ゲイマンさんはそういうわけで、大学は行ってない。)

And now go, and make interesting mistakes, make amazing mistakes, make glorious and fantastic mistakes. Break rules. Leave the world more interesting for your being here. Make good art.

まさに「鼻向け」です。卒業生に方向を示している--内に向かうのではなくて外に行きなさい!

これは当然、arts だけではないのですよ。

そういうわけで、みなさん、Happy journey!

わたしも、glorious and fantastic mistakes へ向かって、突進だ!

Benny Cucumberさんとハリソン・フォード

BBCのテレビドラマ Sherlock はSkypeとtwitterで大評判なわけですが、

ついさっき、もう寝ようという時にこのYouTubeの動画を知って、結局最後まで観てしまいました。

http://youtu.be/LPGVZmng0bc

Benedict Cumberbatch さんの登場部分は17分から32分。

*Cucumberさんはカワウソに似ていると・・・
で、カワウソの写真とくらべるとほんとに似ている!

*Bendy Q さんがスターウォーズのChewbakker の真似をして叫ぶところ、おもしろかった!
(Alan Rickman の声色もうまい! こちらはほかのインタビュー番組だけど)

ハリソン・フォードさんの部分は始まりから17分まで。これもおもしろかった!

*Harrison Ford がすっかりいいおじいさんになっていて、わたしはHarrison Ford から2歳上・・・ ・・・

A secret insription?

バヴァリア地方の回ったどの街でも、住宅の玄関に不思議な文字が書いてありました・・・

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薄くてわかりにくいかな? 20*C+M+B+13 と書いてあります。

これを初めて見たときにすぐに思ったのは、アリババと40人の盗賊 でした。
悪いやつが何かの符牒(古い!)として秘密の情報交換に使っている!
次に思い出したのは新聞屋さんの覚え書き。何を何部とかね。

ところがあちこちに同じ符牒が書いてあるのを発見!

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これではどの家を襲ったらいいのかわからなくなる!

(そうだった! アリババの妻が同じようにあちこちの玄関に印をつけて襲撃を逃れたのだった!)

それで、帰国する前日、ミュンヘン大学で日本学を専攻している大学生Sさんにたずねたところ、これは新年に行われる行事とわかりました。

なんとこの謎のinscriptionをそのままグーグルで検索すると出てきます。
(便利なような、味気ないような・・・ わたしはSさんの口から聞いたので、とっても印象深かった。グーグルだったらすぐに忘れる自信がある! C+M+B だって、二つの解釈があることを忘れないと思う。でも、あの「十二夜」の時に行われるというのはグーグルで知った。それは認めよう。)

旅に出るとこういう意外なことを毎日発見するからおもしろい!

最後に・・・ このホテルでも 大・小 という認識らしい・・・

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昔は旅に出ると緊張したのでしょうね、大は出なくなったものですが、最近はどこへ行ってもついた翌朝から普段と変わらず、出ます--昔の旅は今よりも緊張と驚きに満ちていたのだろうか?

What color is an apple? 南ドイツの旅から・・・

ミュンヘンのスーパーではいきなり赤いリンゴばかり・・・
やっぱり「リンゴは赤い」ではないか! 大敗北か?

スーパーです。

でも、引き続き I kept my eyes open. すると・・・

apfel

おお、これで少し持ち直した!
最後に10日間お世話になったお宅の雪姫が気に入ったリンゴの写真を・・・

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最後にもう一度書いておきますが、わたしはリンゴは「本当は青いのだ!」
などと言いたいのではありません。「リンゴは赤い」という「常識」を疑ってみよう、
ということですね。

(「単語の暗記」や「文法学習」という「常識」、さらにはわたしたちを
流していく「常識」全般の見直しにつなげたいと考えています。)

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で、きょうの昼に帰ってきました。
今は眠い・・・!
そこで、簡単なメモだけ・・・

* ビールはやっぱりうまかった
すっきりしていて味がいい! 5種類飲みました。いずれもよい!
日本のビールはホップを利かせた苦い味がほとんどだけれども、
何種類も何種類もある! Helles という軽めのビールもよいし、
Dunkel という濃いめのもよい! そしてRauchbier という燻製ビールが
またいい! それにWeiss1というのもよかったなあ!

そこで思ったのはわたしの場合、日本のビールは二口目からは
味は関係なくてのどごしで飲む。今回飲んだビールはずっと味で飲んだ。

* オクトーバー フェストに行った
すごいお祭りです。ひたすら圧倒されました。
たくさん飲めたらどんなに楽しいか!
飲めない体質で、残念・・・

でも、蚤のサーカスを見た!!
こちらは観客10人ちょっとかな。こぢんまりしてましたが、
見て良かった! みなさんも機会があったらどうぞ!
それ以上はネタバレみたいになるので、やめときます。
とにかく一見の価値あり。語りぐさです。
(見た人同士でないと語り合えないけれど・・・)

* ドイツ料理を見直した!
30年前の旅行では安いところしか入らなかったので、
うまくなかったのですね。今回は
ミュンヘン駐在の友だち夫妻のおかげ 2年間の失敗の成果を
基に勧めてくれた店で食べました。すべて大当たり。

特に感心したのは、大きな店がちゃんとした料理を出す。
大きいから、たくさん人が入るからといって( Hofbrau Haus は3500人も
入れるし、大変な観光名所)、手を抜かない!

知りたい人にはどこの何がおいしかったか教えます。メールをください。
しかし個人的にはクヌーデルは避けるべきだと思います。
Knödel – Wikipedia, the free encyclopedia

* Sir と言われることが多くなった。
昨年の旅行でもちらっと感じましたが、今回はかなり頻繁!
客商売の人たちに a venerable old man と見られるようになった
ということですね、中身はともかく・・・

* 初めて、飛行機で少し眠れた。でも3時間くらいですね。

* 飛行機の中に謎のイタリア人集団がいた。
よくしゃべる! 井戸端会議のよう!

では、今晩は、お休みなさい・・・