まだまだ怪しい見込みですが、そういう予想が出ています!
・・・それだけです。がんばってます!!
まだまだ怪しい見込みですが、そういう予想が出ています!
・・・それだけです。がんばってます!!
5月5日のテーマ「はじめの一歩」から始まって、多読三原則、
素材、仲間と話題が進んできました。
大変な大工事でしたが、骨格はひとまず完成に近づいています。
最初の予定は7月21日に最後の話題「Tadoku」を見ていただく予定でした。
・・・遅れます。
無理もありません。今回の大工事の始まりは多読から Tadoku へと
展開・成長・変身した「今」を見てもらおうということでしたが、
その Tadoku が一筋縄では捉えられないものだった。
というか、捉えられないということが次第にわかってきた。
作成グループは本当に心と頭のいちばん底まで降りていって、
土台になる考え方を確かめて、その上でページを積み上げてきました。
その間にはいろいろ厳しい対立(と見えたもの)もありました。
どこで話がずれたのか、そこからどうやって目指す Tadoku へ向かって
筋を取り戻すか--この短時間によくここまで徹底して新しいものが
できたものだと、すぐ横で見ていて、わたしは驚嘆しています。
なんども壁にぶつかって、越えて、やっと最後の山を越える段になって、
それでも Tadoku という考え方、見方、視点をわたしたち自身の中に据える
ことは簡単ではなかった。もうちょっと時間をください、とのことです。
いずれ最後の更新予定日が決まったら、カウントダウンを始めます。
楽しみにしてください!
こどもたちはとんでもない好奇心と集中力を見せて、
絵本の中の人物や動物になりきってしまいます。
今回はNPO多言語多読事務局に集まってきた
「をさなごのやうに」の賜物をお見せします・・・
左から
おとなのアイドル Peppa Pig
北からやってきた ハリネズミ
Mo Willems さんの Pigeon
愛知県からやってきた びっくりペンギン
そしていちばん右は・・・
岐阜県多治見図書館からやってきた
Curious George!
(わたしはこのごろではさかぺんと
呼ばれますが、かつては「カエルさん」、
「じょーじ」とも呼ばれていました。)
これからもNPOの Lighthouse Family 充実して、お客さんの目を楽しませますように・・・
わたしは「をさなごのやうに」を旗印にしていますが、
もちろん簡単なことではありません。
ところが二度続けて、大府市と稲城市でおとなが何の苦もなく
英語の音を口にするのを観ました。
どちらもワークショップで Peppa Pig を観ていたときです。
(みなさんもすぐにも観ることができます。
YouTube で Peppa Pig New Shoes を検索してください。)
それで、大府市では、一度目にそのまま観てもらいました。
みなさん、楽しそう。なにしろ話がわかりやすい!
音声がなくてもわかるのですが、
「shoes と boots が聞こえれば十分楽しめますね」というと
みなさんうなずいてくださった。そこですかさず、
「それではもう一回観ましょう。で、shoes が聞こえたら
「シューズ」と、boots が聞こえたら「ブーツ」と叫んでください。」
とシャドーイングの導入をしました。
すると、なんと50代と思われる男性が sh のところで見事に唇を
丸めて突き出して shoes と繰り返しているではありませんか。
さっそく前に出てきもらって、繰り返してもらいました。
その男性がいちばん派手に唇を突き出していましたが、
ほかにも唇が前に出ている人がいた!
そしてきのう、東京の稲城市立中央図書館で同じPeppa Pigを観て、
シャドーイングの導入をしたところ、
またしても何人も唇を突き出している人がいた!
教訓2点:
*「発音」なんてことを気にすることはないんだ!
やっぱりそうですね。発音なんて習っていない人が聞いたまま
繰り返せば、音の特徴をそのまま再現できる--逆に言うと、
発音を習った人は素直に再現できない場合がある・・・
*「発音」を習っていない(と思われる)人が素直に再現できたのは、
発音を気にしていなかったからではないか?
わたしはそっくり真似しましょうとは、言わなかった。
繰り返してもらったのは、sh の音を身につけるためではなくて、
セリフを全部わかる必要はないんですよ、と強調するためだった。
多読・Tadokuではいつもこういうことが起きますーー
目的としたこと以外のことが達成される。
多読・Tadokuのパラドックスの一つではないだろうか?
「多読・Tadokuの成果は(ほとんど)いつも想定外!」
この手をもう少し練って、カタカナ英語・学校英語・極端形の音から
するっと抜け出す道を探そうと考えています。
(音に注目せずに音を獲得する!?)
追記
一つ思いついた。
shoes の次には new shoes、red shoes をやってみたかった。
そうやって、聞こえたところを繰り返すと、
(本当に)少しずつ繰り返せる部分が増えるのではないか?
たとえば全5分のPeppa Pig New Shoes だったら
聞こえてきた音を繰り返しながら観ることを何回やったら、
どのくらい英語の特徴が出るのか? 聞こえるようになるのか?
でも、繰り返せる部分を増やすために何回も観るのは楽しいのか?
これは第一報です。
19月の全国図書館大会(第4分科会:短大・高専図書館)で、
NPO多言語多読理事/豊田高専教授の西澤さんと次のように
多読講演をします。
楽しみです・・・