多読的スピーキング

これが一口大! ・・・を近いうちに!!

まだまだ説明が足りないので、しばらくあの手この手で追加説明を試みます。今のところ「一口大、一口サイズ、bite-size」の大事さは、
わたしの中で週を追うごとに増しています。

いちばん手っ取り早い説明として、bite-size を実際の映画やドラマから
切り取ってきて、並べます。予告/メモ です。

(手っ取り早いかもしれないけれど・・・ いかにも時間がかかりそう・・・)

(だから予告しておく?)

NPO講座のブックトークについて NEOさんの報告

NPO多言語多読の講座にHさんという人が来ています。
遠く山形から! で、山形といえばNEOさん。実はHさんは
NEOさんの生徒なのです。NEOさんがtwitterのメッセージで次のような
報告をくれました。

先日、Hさんとレッスンをして、その中で先生の所でしたブックトークをしてもらいました。すごく面白かった。私の所に来ている大人の生徒さんなど、みんな集まって月2くらいでブックトーク、English オフ会をしたくなりました。あれは実際に見ないと分からないですね。

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一口大って、どんな大きさ?

今まで書いたことで、みなさんだいたいどういう大きさか
分かっているかも知れませんが、書いておきます。

一口サイズ、一口大、bite-size は、いったいどんな大きさなのか?
気持ちよくリズムを作って読める最長の長さとでもいいましょうか。

たとえば Mum and Dad. は言いやすいとしましょう。
The magic began to work. も、さらっと言えるとしましょうか。
でも、It took Kipper inside the magic house. はちょっと言いにくくて、Kipper went to find Chip but he was out.  はどこかでつっかえると
します。

そうすると、非常に粗い言い方ですが、The magic began to work. の
5語くらいがbite-sizeのぎりぎりの大きさということになります。

何語くらいまでならリズムよく口にできるかは、音への慣れ具合によって
違うと思われます。(まだあまりはっきり分かっていない・・・)したがって、
一人一人違うし、同じ人でも慣れてくると違ってくると思われます。

慣れだけでなく、何を言っている文章かによっても変わってくるの
ではないかと予想しています。目が口より少し先まで見ていないと
リズムよく読むのはむずかしいかもしれません。

というわけで、まだほとんど何も分かっていませんね、一口大については・・・
お粗末な結末でした。何か考えたり、見つかったことがあったら、また書きます。
さかいのもがきぶりをどうぞ見守ってください!

「一口大」について 二口大、三口大・・・はあるのか?

(NPO多言語多読の「話す書く中心クラス」の新しい方向について、
こちらのブログでは講座を超えた一般論を展開します。)

英語の授業で「be動詞」という言葉を聞いて、「A動詞もあるのか?」と
思った人がいたそうであります。文法用語のむなしさを端的に表していますね。

で、「一口大があるなら、二口大、三口大もあるのかな?」と思った人も
いたかもしれません。あるいは「一口大の最初は一語だとして、
一口大は4語、5語・・・無限大と大きくなるのか?」と疑問に思った人も
いたかもしれません。

「一口大」なんていう言い方はここ数ヶ月で突如出てきたもので、
何か意味があるかどうか、わかりません。
以前使っていた「意味のかたまり」とはちょっと違います。
二つの関係についてはまたいつか・・・

で、考え始めたばかりなので、よくわかりませんが、
いまは少しだけ予想を書いておきます。

*「さよなら英文法 多読が育てる英語力」(ちくま学芸文庫)に書きましたが、
「意味のかたまり」は実はそんなに大きくはありません。せいぜい7語から10語
前後ではないかと思われます。

(「意味のかたまり」自体がまだ定義不十分ですが、それはわたし自身が
よく考えていないからです。いつか分かることを祈ります。)

*長い文はせいぜい7語から10語、12語程度の「意味のかたまり」が、
いくつかつながって長くなっているだけだと思われます。

*この長さはおそらく息の長さと関係あるのではないか?
たとえ書き言葉でもそれを裏で支えているのは話し言葉と同じ
「息」なのではないか?

*したがって、わたしが気持ちよく口にできる長さと、母語とする人が
気持ちよく口にできる長さはそんなに変わらないのではないか?

*そこから予想するのですが、気持ちよく口にできる長さは
一語からせいぜい5語くらいまで非常にゆっくりと長くなっていくと
思われます。

*書き言葉についても、「意味のかたまり」は息の長さを超えて
長くはならないのではないか?

いまはここまで!