英作文スピーキング

話し言葉と書き言葉について ある人から・・・

NPOの「話す・書く中心クラス」のいまの課題は bite-size と 話し言葉で話す・
話し言葉で書く、なわけで、そのことを最近記事にしたのでした。

さっそく、わたしのお目付役の一人(実は全国に何人もいる! )から反応がありました。

先生、私としてはまずこれが衝撃だったのですが…!?「わたしたちはふだん話し言葉と書き言葉の違いを意識しません。」いや、しますよ、してますよ、思いっきり!そうじゃなきゃ、社会人として生活できませんよ。今やメールで暇さえあれば書き言葉と格闘しているのに…。

あと、私に関して言えば、英語でこの件をはっきりと意識したのは、若かりし頃に真正面から言われたからです。「日本人って本みたいにしゃべるよね。」って(苦笑)この問題についてはいろいろあると思いますが、またしても10年位遅れている先生の奮闘を生暖かい目で見守ります

わたしはいつもこの人に遅れているのですが、今回もそうです。
ただし、話し言葉、書き言葉の区別は学校英語ではまったく話題になっていません。
また、学校以外でも、書き言葉で話す・書く必要がある人はごくまれろうと思います。
この投稿の人はそういうめずらしい部類の人なのですね。日常生活で書き言葉に触れるのは、新聞を読む時、政府のお偉いさんの演説を聞く時、
お役所の書類を読むとき、くらいのものかな? 自分から「書き言葉で話す・書く」という
ことはまずないと思われます。(メールで書き言葉というのはどういう文なのでしょうね。
見本を読ませてほしいのですが、会社のメールとなると簡単には見せてもらえないだろうな。)

学校英語と書き言葉は同じではないというislaverdeさんの指摘がありました。
むずかしい語を使えば書き言葉かというとそうではない、とも指摘がありました。
その通りですが、日本の学校で英語を勉強した人は、わたしを筆頭に、
むずかしい言葉を使いがちだと言うことはまちがいありません。

わたし自身、「なぜ日本人はむずかしい語を使って話すのか?」と外国人に
たずねられたことがあって、その時はまだその意味が分かっていなかったことを
思い出します。

「話す書く中心クラス」の二つの課題について、これからしばらくこのブログで
掘り下げていくつもりです。お楽しみに!

英作文スピーキング について Kさんのツイートから・・・

NPO多言語多読のめざす 話す は 英作文スピーキング とはちがいます。

・・・というようなことを何度も言っていますが、なかなか具体的には言いにくい。
「だれだれのしゃべり方は英作文スピーキング」とは言えない。
したがって、英作文スピーキングの実体はつかみにくくなっていて、
したがって、「多読的スピーキング」というのもあやふやで分かりにくいことになっています。

でも、じっと我慢していたら、NPOの講座に参加している人の中から、少しずつ
英作文スピーキング と 多読的スピーキング の違いにうなずく人たちが現れてきた・・・

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英作文ライティング笑覧

わたしはこのごろ、英作文ライティング とか、英作文スピーキング とよく言うのですが、
どちらも実例抜きでは説明がむずかしいと思っています。

いや、実例があったってむずかしい・・・ なにより、引用できる実例を探すのがむずかしいと
思っていたら、ありました!

以下は 竹岡広信 という人の書いた「英作文がおもしろいほと書ける本」から引いてきました。
(この人は「英作文の鬼」なんだそうですが、たしかに人間離れしている!)
いつか時間のあるときにどこがどう変か、説明しますが、きょうはただ笑っていただこうと・・・

If you are usually healthy, you may make mistakes when you fall ill. You often worry too much or too little about your health.

If you have been to old European towns, you must have been impressed by how beautiful the streets were.

One out of three Japanese has a regular medical checkup or says that there is something wrong with their health.

Once the telephone starts to ring, you have to stop what you are doing and answer it. That is why when I call someone, I always think about whether it is convenient for him or her.

In order not to get lost while mountain climbing, it’s a good idea to take a map and a compass with you.

People are similar to each other in many ways. However, if they live in different places, they have different languages and costoms.

This watch, which I got fixed only a few days ago, is already broken.

He has often been heard to boast that he is very good at swimming, but he has never actually been seen to swim.

A surprising number of people believe that they can keep their feelings under control.

While walking along the street in a hurry, I started to think that it would take far less time to walk than to drive.

It is a pity that although people want to protect their privacy they want to know what other do .
Unfortunately people want to know other people’s business, but they do not want to reveal anything about themselves.

They believed that Japanese society valued one’s academic background more than any other country in the world, but that was not true in European countries.

いわゆる「ネイティブ」はいつまで「ネイティブ」か?

日本人英語で何が悪い! カタカナ英語でも堂々と!!

・・・という半可通の意見があります。
わたしはそういう意見はよほど自分の知識や才能や人間性に自信がないと
主張できないはずだと考えています。

意地悪な言い方をすれば、そういう主張は
*日本にいるぬくぬくさにあぐらをかいている か、
*外国で厳しい対決を経験したことがない か、
*自分の殻に籠もって外国の人とつきあわないようにしている か
そんなところだと思います。

カタカナ英語が通じない実例をKさんが体験してきました・・・

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