「多読・Tadokuはトップダウン」で、学校英語は「ボトムアップ」という見方は
一部の人にはとても分かりやすいだろうと思います。この話題はしばらく
続けます。たくさんの人がトップダウンが多読・Tadokuの特徴なんだと
納得してくださるまで・・・!
そこで大切なのはみなさんからの意見や疑問--新たな切り口をもらいます。
で、今回は肚裡さんのメールです。
こんにちは。酒井さんが思ってることと関係するのか分かりませんが、思ったことを書きます。
みなさん「関係するのか」分からなくても、「思ったことを」書いてくださいね。
「多読・Tadokuはトップダウン」というか、
たとえば、昨日駅で面白いことがあったので、そのことを誰かに話そうとするときに。その話し手にはその物語の全体がすでに頭の中にあって、どう話せばその面白さが伝わるか、また伝わってないと感じたら話す視点を変えたりとか、色々考えながら話しますよね。駅の中の様子から話すのか、いきなり誰かに焦点を当てるのか、自分がなぜそこにいたのかを話すとか、相手に最後に伝えたいことに向けて話すのだとしたら、普通何語でもトップダウンというか、全体があって細部なのでは?確かに英語だとその意識は希薄ですね、僕は。
肚裡
おもしろい例ですね。そしてウンチクでもあり、いろいろな人に伝わりやすい!
「普通何語でもトップダウンというか、全体があって細部なのでは?」
--ことばが口から出てくるまではそうだと思うんです。ただ、そう考えない人も
多いと思います。「考えるときはことばを使っているはずだ」と・・・
そう言われるとそんな気がするでしょう? ことばを使わないで考えるなんて、
想像しにくくありませんか?
そうなると肚裡さんが言い出したことはウンチクもいいところ、
哲学の課題になりそうですね--「ことばが先か、考えが先か?」
堂々巡り、堂々巡りになりそうなので、完全に引退してからゆっくり考えます。
それまでは肚裡さんやみなさんの話に耳を傾けて、
「考える材料」を貯めこむことにしましょう。
それまではわたしたちは実際にことばを身につける様子を見つめることにしましょう。
その際、今までないがしろにされてきた「トップダウン」の方向に注目して、
あちこちで拾い集めましょう。
報告、メール、疑問、感想、意見をよろしくお願いします。
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