souvenir と stopping #unlearn

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

unlearn の話題が続いていますが、しばらく我慢してください。
しばらくってどのくらいかというと、日本の「外国語学習」が日本語を
一切通さないことが常識になるまで・・・

stopping も souvenir についてもわたしの頭にアンテナが立ったようで、次々に例が引っかかってきます。きょうの収穫・・・

一つはきょうの英国ガーディアン紙の見出し。

The half-and-half scarf: nightmarish scourge or natty souvenir?

当然のことですが、知り合いや友達に配る「お土産」ではないですね。
souvenir と お土産 は意味の重なる部分が(あることはるけれど)
かなり小さいと思われます。

元の記事はここです。

もう一つはPillars of the Earth と World Without End という大河
を書いたKen Follet が20世紀三部作として書いたシリーズの第1作から。書名は Fall of Giants。1000ページ近いと思いますが、ちょうどきょう読んだところに・・・

He wondered what she was doing now. Today was Saturday, so presumably she would be at Mannie Litov’s, sewing uniforms. It was mid- morning, and the women would be stopping for a break about now. Mildred might tell them all a funny story.

第一次世界大戦中にフランスで塹壕戦の最中の若者が、ロンドンの
貧民街で縫い子をしている恋人のことを思っています。で、
今ごろ縫製工場は午前の真ん中の休憩時間に入ろうとしているころだな、と思いやります。
…and the women would be stopping for a break aboutnow.
というところです。

stop にしろ、climb にしろ、souvenir にしろ、remember にしろ、
日本語を通すから面倒なことになるのですね。そしてしつこく言いますが、一度日本語訳を目にしたり、耳にしたりすると、抜け出すのは
至難の業・・・

これからの子どもたちがわたしたちと同じやっかいな学び方をしないようにしたいと願います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る