かつて、Oxford Reading Tree を初めて見たときに、
読書支援のために作られた絵本のはずなのに、
字のない絵本から始まっている! ととても驚いたのでした。
もちろんわたしが分かっていなかったからで、読書の楽しみは
自分から物語の世界に入っていく ことに始まるということを Roderick Hunt さんや
Alex Brychta さんはよく分かっていたのですね。
絵をよく見て、自分で物語を 作る ようにと、文字を入れていない!
最近になってやっとわたしも、そのことが分かってきたという気がします。
ことばは文字ではない・・・
NPO多言語多読の理事川本さんが
「弟が小学校の時の国語の教科書が出てきた」と言って、事務所に持ってきてくれました。
驚きました。国語の教科書なのに、Oxford Reading Tree の絵本と同じで、
はじめは文字がない!
こんなすばらしい国語の教科書を作った人たちは・・・
いま小学校1年生はどんな国語の教科書を与えられているのか?