卒業ってなんだ? 講座から離陸してもう一度講座へ・・・

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2週間前でしたか、NPO多言語多読の講座を卒業した人たちが「たどくらぶ」という
サークルを作って、活動を始めたと書きました。

外国語を勉強して何をするのか--これは不思議にこれまで大きく意識されることは
なかったのではないでしょうか? 勉強は生涯続けるものだとばかり、
地道にコツコツ、継続は力なり、というのがこれまでの外国語学習で、
そこに試験が加わって、いよいよ外国語は勉強するものであって、
何かに使うものとは思われてこなかった。

NPO多言語多読の講座は違います。実際に仕事で使ったり、通訳ガイドや
翻訳を始めた人も出てきた。その一方で、もう一度NPOの講座を受け直す人たちも!

講座の卒業生の中に、やさしいことばを使った絵本を大量に読む講座に舞い戻った
人たちがいます。卒業生であり受講生でもあるわけです。

わたしはそういう人たちがいることをとてもうれしく思っています。
今年の3月末でみなさんが卒業したとき、わたしは複雑な気持ちでした。
「卒業はしてほしいけれど、一斉に卒業というのもおかしなものだ」と
考えていたからです。そうしたら、数人の卒業生が、やさしい絵本をたくさん
読んだり聞いたり、読み聞かせたり、ブックトークしたりする講座に戻った!
一斉に卒業ではなく、それぞれが自分の道を選んだのです。

(それぞれに理由があるでしょうけど、一つは4月以来話題にしている
ktbさんの英文かもしれませんね。回数を書くと囚われる人が出てくるから
書きませんが、Oxford Reading Tree 全300冊以上を「相当な回数」回した
そうです、シャドーイングをしながら・・・)

(実はわたしが海外ドラマでシャドーイングを始めたのも、その影響かもしれません。
海外ドラマの文一つ一つはORTよりもずっと大きいおとなサイズなのだけれど、
実は小さなbitesizeをいくつか続けているので、おとな向けのドラマで
シャドーイングしています。いろいろな工夫をして楽しいやり方を見つけようと
しているので、成果はいずれ書きます。)

何はともあれ、いまは「聞く・読む中心クラス」に戻ったみなさんが
絵本をたっぷり楽しむようにと祈っています! Enjoy English!