国立駅前のスターバックスで原稿執筆中です。
もう数年前から書きたいけれど書けなくいた大事な話を
原稿執筆中のメモ代わりで書いておきます。
Bitesizeはもう長い間わたしが関心を寄せていて、
折に触れて考えていることなのですが、
一人で考えているとなかなか進展しない。
そこへある人からメモが寄せられてきて、それがこのところの
わたしの考えていたこととぴったり重なったのです・・・
国立駅前のスターバックスで原稿執筆中です。
もう数年前から書きたいけれど書けなくいた大事な話を
原稿執筆中のメモ代わりで書いておきます。
Bitesizeはもう長い間わたしが関心を寄せていて、
折に触れて考えていることなのですが、
一人で考えているとなかなか進展しない。
そこへある人からメモが寄せられてきて、それがこのところの
わたしの考えていたこととぴったり重なったのです・・・
決まり文句。
会話は決まり文句(一言で言える言葉)なんかでほぼ構成されているらしく。
私もその説に同意します。
会話がほぼ決まり文句でできているかどうか、それは言い切れません。
いま多読仲間の協力を得て、どのくらい決まり文句が使われているか調査中です。
なあんていうとかっこいいけれど、決まり文句とは何を指すのかさえよく
わかっていないので、はたしてこの先どうなるか、なんとも言えません。
いまは日常会話はかなり決まり文句でできているのではないか、という
予想があるというくらいのものですね。
たとえば次の引用に出てくる I’m bored. なんていうのはたしかに
決まり文句ですね。
英語が超初級の生徒さんが、
幼児向けのお話動画を見ていたら、
「I’m bored」がたくさん出てきたそうで、
これは、つまらない?って意味ですか?っておっしゃるので、
そうですよ!とお答えしました。
他の部分は何を言っているのか分からないけれど、映像がそれを補い「I’m bored」の意味を体感する。
辞書で調べて覚えたのではなく、体で感じた決まり文句(と、私は思います。I’m boredも決まり文句と)。
「I’m bored」
こんな感じの短い言葉を感情込みで取り入れるには、
動画が一番と私は思います。
こういうのが積み重なって、英語が話せるようになるのですから。
そう思います。いま孫がどうやって日本語を獲得していくか見ていますが、
場面と決まり文句をいっしょに吸収して、その場面でその決まり文句を言う--
ここ何年読書よりドラマで英語に親しんでいたけど、最近はまた超簡単な英語の絵本(オーディオ付き)に親しんでいる。
それがよさそう!
適当さを大切にするなら、Sex and the cityくらいなら、字幕なしで十分に楽しめる。そういうドラマはたくさんある。ディズニーなんかもいける。
自分の中に「落ちている」英語は、口から簡単に出てくる。
(落ちるとは、自分の言葉になっているという意味。この言葉が私の中に「落ちた」理由は、読書か映像のどちらか。リアルな現場では未体験。)I’m screwed up./めちゃくちゃになる。
この単語は、辞書を調べて意味を確認したことはないし、
表現を覚えるために口から出す練習もしていない。だけど、先日、ぱっと口からでてきた。
まさに「めちゃくちゃになった」場面で。
「自分の中に落ちている」というのは、場面とむすびついて体に入っている
という意味ではないかと、わたしは思います。
一方、自分の中に「落ちていない」言葉は、
口からもちろん出てこない。その言葉を聞いてら「意味は知っている」けれど、頭を上滑りする言葉。つまり、「感情」と言葉がくっついていない。
(感情と言葉がくっつくには、映像などで情景がセットされている必要があると思う)
言葉と感情をくっつけるには(つまり自分に落とし込む)、
もちろん、大量に触れることだけれど、それと同時に私が、大変効果的だと思うのは、
シャドーイングや同時に言えるようになるくらい、そっくりまねをすること。頭で上滑りする英語でも、英語でコミュニケーションは取れる。
私は、文法は得意だったし、学生時代、単語もすぐに覚えることができた。好きだったから、英語が。
けれど、読解しながら英語を読んでいた先にまっていたのは、
「その言葉しっているけど、早いと分からない。長いと分からない」という現実。感情と言葉がくっつき始めたのは、読書(やさしい)と映像を大量にやりはじめてから。
私がとてももどかしいのは、「簡単なのに」、分からないこと。簡単なのに文章が分からないことがある。明らかに使われている単語は簡単なのに。
(単語の意味はそれぞれ分かるのに、分からない。聞けないことがある。)その「わからない」は、私のモノになっていないから。そう私のものになっていないから。
だから、私のものにしたいので、めっちゃ簡単なものに、あらためて取り組むのです。
実はめっちゃ簡単なものは日常会話のほとんどのセリフらしい。
まだ分かりませんが・・・
だからぜひ日常会話がいっぱいのドラマや映画をたくさん観てください!
決まり文句の話題はまだまだ続きます。
みなさん、どうぞ何か感じたり、思い当たったり、気がついたりしたら知らせてください!
Kさん、ありがとう!
連絡先は・・・
Twitter: @kunisakai
Facebook: 酒井邦秀
メール: tadokuorgあっとまあくgmail.com (NPO多言語多読事務局宛て)
sakaikunihideアトマアクgmail.com (さかい個人宛て)
LINE: さかい@多言語多読
待ってます!
毎回各地の図書館のみなさんにはとてもお世話になっています。
それは豊橋市中央図書館に限ったことではないのだけれど、
なぜか今回そのことを感謝しておきます。
みなさん、ありがとう!
わたしがお世話になるのは図書館の人たちだけではないのですが、
それはまた別の話ということで、今回は豊橋市のお隣、湖西市から
参加した方のFacebookページを借りて12月22日の多読講演会+
ワークショップの様子をお知らせします。
これまで何度もこのブログに登場してもらった米国ノートルダム大学の
はなぶささんからすばらしいクリスマス・プレゼントが届きました。
「このあいだ町の図書館にいったら、本でツリーが出来てました!」
それと、もう一つ、このツリーよりも大きな、大きなプレゼント!!
文法がことばを使えるようになることにはほとんど何も関係がないことは
2002年以来何千人という人の多読を観察してきて、明らかだと考えています。
当時からわたしは「たくさん(読んだり聞いたりして)吸収したら、
整理するために文法をはじめるタイミングです」と言っていて、
Cambridge University Press の Grammar in Use などを推薦していました。
20年近く経ったいまも、その考えにはまったく変更や修正はありません。
そのことをもう一度確認できる記事がつい最近 noAさんのブログにありました・・・
子供から大人まで楽しく学ぶ英語〜noA’s English Club〜
「続き」でわたしの感想を付け加えます。