9月3日にIさんとOさんが参加してくださった第1回では
Just Add Magic (邦題「魔法のレシピ」)という10歳から12歳向けと
思われる米国のテレビ番組を見ながら、決まり文句のところで
一時停止をして、記録しました。
時間は25分、その間に3人の「認定」では70の決まり文句が
出てきました。それを続きで全部見てください。
もちろん一つ一つ確かめる必要はありませんが、
その中のいくつかには説明をつけます。
そこだけ読んでくださると、わたしの言う「決まり文句」が
どんなものか理解が進むのではないかと思います。
願わくば、「そういう見方もおもしろそう」と思っていただけますように・・・
決して、そうかこの決まり文句はそういう意味合いで使うのか、
などとお勉強したり、覚えようとしたりしないでください。
そういう約束の下で、説明を読んでください。
説明はすべてわたしが決まり文句をどう考えているかを
わかりやすくしたいためにつけたものです。
Just Add Magic Season1 Episode1 26分 12-13yo?
There are all kinds of …
Not true。
That’s precise.
It’s OK.
They’re gonna be terrific.
Don’t you dare.
↑ いま見ると最初はまだ調子が出ていなかったかな?
Not true./Don’t you dare./It’s OK./Don’t you dare.は
表情が思い浮かぶので歴とした決まり文句風ですが、
ほかは微妙ですね。
It’creepy.
Shoot.
Gotcha.
Holy banana (vanilla?) pants.
Close one.
I am supposed to be.
Done.
Done.は1語ですが、場面が思い浮かぶので、決まり文句ですね。
ということは逆に、1語の決まり文句はあまりない、ということか?
Long time no see.
↑これは有名な決まり文句ですね。
久しぶりに会ったときに言いますね。
Nice.
Cooking is in my blood.
↑これは … is in my blood. という決まり文句です。
この場合は「… ならお手の物よ、任せといて、」というような感じかな。
How can I help?
It’s uncanny.
Come on.
We gotta go.
決まり文句探しの調子が出てきたようです。
どれも歴とした決まり文句ばかり。
一つ一つ場面を挙げているときりがないので省略しますが。
One cup coming up.
↑これも … coming up. という決まり文句。
元はレストランなどで飲み物を注文したときなどに
こう言いながらウェイターが注文を繰り返しながらテーブルを去ります。
Nailed it. ?
Hit me.
Be warned.
Whatever the result, comes with a price.
I gotta go.
What’s going on with you?
Something’s up.
What are you doing?
You can’t do that.
It’s gonna be OK.
It’s OK.
Shut up, Buddy.
Knock it off.
Stage left. 退場!
What did you do?
I need you to trust your instinct.
Wish me luck.
Break a leg.
↑すぐ上二つはこれから大事な舞台というときに言います。
What are you? Sick.
↑「どうしたの?」と訊ねるときにこんな風にも言うんですね。
I don’t think so.
Oh, my gosh.
I just don’t get it.
Here we go.
Lead the way.
Let’s go. Let’s go. Let’s go.
↑ここでわたしが、なぜかこういう時、3回繰り返すんだよねと
言いました。我ながら、本当だろうか?
Here we go.
Nice and easy.
How are you doing?
Good for him.
I’m good.
Which means…
↑直前に言ったことを受けて、「ってことは…」とつなげますね。
No way.
We have to be careful.
It’s no big deal.
Easier said than done.
What’s wrong?
It’s gonna be OK.
I can’t live with it.
OK.
Here we go.
Here we go.
Here we go. は何回目だろうか?
I’ll go with Kelly Quinn.
The point is …
You deserved it.
For what it’s worth
I’ll take that.
Look.
What are you doing here?
都合69個です。ほとんどどれもとても短いことにも注目してください。
すべてbitesizeです。
というわけで、前回のこの話題の記事でShさんが
私にとっての「決まり文句」は、「何回も耳にするから、聞き取れるようになった」言葉
といっていますが、この26分の中だけでも
Here we go. が4回出てきます。こんな風に、「どんな場面で
どう言う」というつながりが体のどこかに残るのでしょう。
決まり文句探しは新著が出るまで(たぶん出てからも)続きます。
場面と結びついた「含み」というか、「言葉の綾」というか、
見えてくるとなかなかおもしろいのでこれからも注目してください。
あしたまたさらに寄せられた決まり文句をお見せします。
実はみなさん観た、読んだ、聞いた分だけ、もう決まり文句を
知っているのだと思われます、密かに・・・