Books will come to you in good time. 続くときは続いて、続いて・・・続く

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一つ前の記事でktbさんのツイートを引用しましたが、
引用許可をもらうときに名前はどうする?と尋ねたのです。

すると、ktb would be nice. という返事が返ってきて、また驚いた。
… would be nice. というのは多少控え目な感じでお願いするときの
決まり文句です。

「名前出すんですか? どうしよう? 照れくさいけど、
ktb ならどうかな? いいかな?」

というような感じでしょうか?
遠慮がちに Tea would be nice. なんていう場面はいくらでもありますね。

わたしはさっそく … would be nice. はどんな場面から吸収したのかと、
再度尋ねました・・・

最初はわたしです・・・

あのね、ここで … would be nice. っていうのは決まり文句なわけだ。で、どうしてこんなぴったりの決まり文句がさらっと、ぱっと出るかってことだ、ぼくが興味があるのはね。自身としてはどうしてだと思う?

ここからはktbさん・・・

ん〜ぴったりのシーンが出てこない。無理やりひねり出してみると、講座生の頃みんなの読み聞かせの後、英語でコメントしてたでしょ、あの時 it would be better if you… とかよく言ってて、それはどこから来たかというと、ギャレスがよく言うわけね、choir のメンバーに指導してるときに。

あとね、イギリス人がお願いする時に I would be pleased if you… とかいうのも気に入ってる。 …would be nice はどこからきたんだろうな。ぱっとは思いつかない… までもどっかで見たんじゃない?

それらしいことを思い付いた。 Skypeおしゃべり会の前とかにyourubeを1時間くらい見るとね、youtuberが使った言葉がおしゃべり会の中でたいていひとつかふたつは口をついて出るわけ。でね、面白いのは、その僕が使った言葉を周りの人が使い始めたりするでしょ?

だから、大量に吸収して、ちょっとだけ吐き出す。たぶん吸収する場面と吐き出す場面は、時間的にも文脈的にも近い方がいい。その過程に「相手」(僕の場合は講座生やおしゃべり会の仲間)がいると、それはもう「実体験」以外の何物でもないから英語圏で暮らすのとかなり近い?

わたしの興味はまず第一に would でした。
英作文ライティング・スピーキングだったら、would はまず出て
こないでしょう。それがどうして軽く、(遠慮がちにお願いするという)
場面に合わせて出てきたのか、知りたかったのですが、
やはり it would be better if you … や、I would be pleased if you …
なんていう決まり文句のかたまりがたくさん(ではなくても、ある程度は)
体に入っていたのですね。

わたしはかつて中学1年生が It should have been you. という文を
場面に合わせて理解していることに驚いて、むずかしいとされる
「仮定法」の使い方も、さまざまなかたまりの中で見聞きして
使い方が体に染みこむのだろうと書きました。
(さよなら英文法 多読が育てる英語力」(ちくま学芸文庫)259ページ、「中学1年生がスティーブン・キングを読んだ!」という記事です。)
その仮説を支える例が一つ出てきたと思いました。

次に興味を持ったのは、YouTubeを1時間くらい見てからSkype
おしゃべり会に出ると、観たばかりの文が口をついて出るということ。
うーん、いま実験的に東海地方の人たちとSkypeおしゃべり会を
やっているのだけれど、こういう好循環を導入できるかな?
やってみたいな、と思った次第です。

ktbさん、ありがとう!

よくよく考えると、Books will come to you in good time. とは
あまり関係なかったかな。

次こそ、がんばる! (なにを?)