Books will come to you in good time. 続くときは続いて、続いて・・・

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この表題の話題は 多読からTadokuへ ということですね。
文字を読むばかりが多読の目的ではない。
ほかにもことばを使った楽しいこと、満足できることは
いくらもある、という宣言とも言えます。

ひょっとすると、多読の世界では
「なかなかペーパーバックが読めるようにならない」
という風に悩んでいる人がかなりいるのではないかと
数年前から考え始めました。

最初に書いた宣言は
「文字を読めることが多読の目的ではない」
とも言い換えることができますね。

目的は

「外国語を使えるようになること」

使い方にはいろいろあるし(読書もその一つです、念のため)
使えるようになるまでの道筋もいろいろある!

で、ここではktbさんのツイートから・・・

ktbさんは多読講座で絵本から多読をはじめて、それからしばらくして
本は読まなくなりました。その経過は三番目のツイートに少し
くわしく書いてありますが、大量のテレビ・ドラマを字幕なしで
楽しんだあと、最近ひさしぶりに本を手に取った・・・

The graveyard book 、順調に真ん中まで来ました。Bod が墓地の外にでて、最初に出てきたあの男の影が見えたりしていよいよおもしろくなってきたところ。このまま最後まで行けるかなぁ☺️

ところで、ずっと映像中心だった僕がついに本を読みだした訳ですが、まだ半分読んだだけだけど、学びが止まりません。そりゃ本読んだら言葉が豊かになるわ。すでにいっぱい新しい言葉覚えたもん。ghouls とか ghouls とか ghouls とか…👻

Ghouls を知っている人はそう多くはないでしょう。
で、こういう「新しい言葉」を覚えられるというのは、
その周囲のことばがちゃんと頭に入っている、ということ
ではないだろうか?

わたしがそれを指摘して何を言いたいのか、わかりにくいですね。
*ghouls はめったにお目にかからなりことばですね。
*それが「浮き上がって見える」ということは
*そのまわりのことばはすでにお馴染みのことばになっている!
*(まわりのことばとお馴染みになっていないとすると、
*ghouls はほかのお馴染みでないことばの間で埋もれているはず!
*つまり映像中心で、ghouls のような珍しいことば以外は
かなりお馴染みになっている!

をさなごが「読める」ようになったり、新しいことばを覚えたりする
いきさつというのは、こういうものなのではないか、という気がしますね。

ホントにすらすら読めるから、うれしくなって読書速度測ってみたら100w/mくらい。大して早くない笑 いや、音読としては早いよな気がする。GRの最初の方くらいの朗読スピードだからね。

1分間100語という読速は多読仲間とくらべて決して速くはないです。
けれども問題は日本語に直しているかどうかです。
1分間70語以下くらいの読速の場合は、和訳をしていないかどうか、
支援するときに気をつけます。

くれぐれも・・・ 速くなくてはいけないというのではないです。
日本語に直していると遅くなるから、その目安として
読速が支援の参考になることがある、ということです。

ちなみに(おお、正しい使い方!)わたしの読速は1分間120語。

最後にちゃんと本を読んだ(聞き読みじゃなくて自力読みで)のは dustbin baby だから2、3年前? その前はマービンで、さらに2、3年前?)、、、

シャドーイングや聞き読み、字幕なし多観で音がしっかり体に入ってると読み始めたら早いしつまずかないっていう多読の定説通り? このまますいすいいける気がする。箸休めにプーさんも読んでるけどほんとストレスないもの🐻

そんな定説、あっただろうか? 聞いたことないぞ?
でも、ktbさんのツイートを読むと、定説になろうとしていると見えます。

なお、プーさんは決してやさしくはないです。
児童文学には「やさしくない名作」がいくつもあって、
プーさんはわたしにはその筆頭だと思われます。

ほかには、パディントン、フィリパ・ピアスさん、エルマーと竜、
ナルニアなどなど・・・ ついでに Neil Gaiman もむずかしいとまでは
言わなくても、癖があるとは言えますね。

学びが止まらない件に戻ると、これまでドラマやyoutubeで会話(口語)にばかり触れてきたせいか、読んでてもセリフの部分が一番楽(らく)。逆に、地の文には色々発見や不思議があって、いまマイブームは「that」。いろんな使い方するんだねぇってのと、僕ならここwhichだけどどう違うんだ?とか…

あとあと、grammar in use ね、本読んでて発見があったら該当する箇所を読んだりしてみるんだけど、解説読むと「そらそうやろ」ってなることもあって、これまた定説通り?文法の整理時?? いや、やらないけどなんかそんな感じ!

Grammar in Use の「正しい」使い方だと思われます。
この本は確認用です。たくさん読んだ・聞いた・観たあとで、
いつも見るこの形はこういうことだと思うんだけど、って、
確認します。だから最初から順番にやらなくていいです。

ktbさん、そのまま Enjoy English!

みなさん、本を読むのが苦手だと感じている人はほかにも
いるはずなので、自分もそうだ、と思ったら、ぜひ知らせてください。

連絡先は:

Twitter: @kunisakai
Facebook: 酒井邦秀
メール: tadokuorgあっとまあくgmail.com (NPO多言語多読事務局宛て)
sakaikunihideアトマアクgmail.com (さかい個人宛て)
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