日本の英語理解は明治以来の「文字」を通しての理解がほぼそのまま
まかり通っています。
「どうして英語が使えない?」以来、わたしはその定番意識に警鐘を鳴らして
きましたが、世間の常識というのはそう簡単に覆るものではありません。
Nice to see you. もそうです・・・
多読仲間のtwitterで、ある人が Nice to see you. って「初めまして」では
ない場合があるようだと言い出しました。どうも「むしろ別れの時に言うようだと」
というわけです。
いまネットで Nice to see you. を調べてみましたが、上位六つのサイトはすべて
「初めまして」の意味としていますね。
うーん、このへんが「定番」の危うさです。
だれが「定番」を決めたのだろう?
その人は現実の場面でたっぷり英語に触れている人だろうか?
という不安ですね。
twitterのやりとりの中で、ちょうど逆の例がツイートされました。
nice to see you=「初めまして」と覚えると、逆向きの誤解もあるみたいですよ。
娘のゼミに来ていた米の学生さん達が、別れ際にニコニコしながら
「初めまして〜」って言って帰って行かれたらしいです( ^_^)/~~~
このツイートをした人が言うように、日本語で挨拶してくれたことはとっても
うれしいですね。その気持ちが分かるから、「ほほえましい」ということになります。
でも、それほどには心が通じ合っていない場合、仕事上で初めて会った場合などには
ある程度注意がいると思います。
いや、注意することなんてできませんね。やはりさまざまな場面でさまざまな言い回しに
出会うしかないですね。
以前 Goodbye. を使うのはどういう場面かというやりとりがありました。
このブログを覗いてくださっているみなさんの中には多読歴の長い人がいます。
そういう人にはぜひ挨拶(別れの挨拶も含む)にアンテナを立ててください。
きっといろいろおもしろいことが見つかります!
見つかったら知らせてください!
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