物語の力の話に関係して、「場面の力」、「状況の力」と呼べそうな「力」について
メールが届きました。 多読10年以上の仲間です。
先日、本屋で本を探していて、ちいさな本屋なので、
お目当ての本がみつかりませんでした。それで、あるとしたら
この辺りなんだけどと思い。これを英語で言ったらと
考えていたら「It should be here.」が浮かんだんですけど。
(トランスレートはしてない)やっぱり状況が言葉を引っ張って
くるんではないかなぁ(その言葉が適切かどうかは別です)。
こんな感じになってきたから夢もみるようになったのかとも
思います。子どものころ、駄菓子屋でなにかを買うとき僕たちは、
「く〜だ〜さ〜い〜な」と言って、そうするとお店の
人が出てくる。そういうと誰かが出てくる。なにも、
「ください」を主張しているわけではない。
ことばの氷山の下から二番目に「場面」があります。
小さくてよく見えないかな? 氷山の海面下のいちばん下は「物語」、
その上が「場面」、その上が「気持ち/考え」です。
ある状況・場面ではあることばが出てくるという典型的な例を上のメールはとらえて
いるのだと思います。それがことばのはじまりで、それは実は毎日わたしが繰り返して
いるのですね。
みなさん、日本語でちっともかまいません。
一度、「あ、この状況だからこのことばがいま使われたんだ!」
ということをちょっと意識してください。
それが状況がことばを引っ張ってきて、ポコッと海の上に生まれた瞬間だと言えそうです。
tkさん、ありがとう!