「多読的」という冠をつけて、これまでの英語学習や英語教授法とはちがうことを
強調しています。今回は多読的ライティングの紹介です。
最近高校生に作文で絵の無い絵本に
お話しをつけるというレッスンをはじめたのですが
とても楽しそうにやってくれるので、
ちょっと暇をしていた中学2年生たちにも
やってみてもらいました。そしたら思わぬ素敵な文章を書いてくれて
私としては感動してしまいました。
ちょっとご紹介させてください。ふっくんの文
Wilfの家族が公園に行ったらいっぱい鳥がいて、餌をあげて楽しんでいたらくじゃくがきて、最後に尾を綺麗に広げてびっくり。。という展開のお話しです
Wilf’s family went to park to see a lof of birds.
They bought food for bird in there.
They walked a short way. There are many kind of birds.They’re glad! The children gavea food to bird. Mum took pictures. Then, they were boring to gave a food. Then, they saw picok. The picok opened the fether. It was very very beautiful. Dad ran around pond seeing all bird.
”くじゃく”については、本人が何ていうの?ときいてきたので
ピーコックだよ、と伝えました。そしたらあのすぺるになりました^^;)それと、fetherは、たまたまその日読んだORTの中に出てきた単語に
あったことを思い出して、見つけ出してきて書いたようです。今回の学校のテストは今一だったというふっくんですが
私は満点!!を上げます^^。
そう多読仲間の先生方にお話して、ふっくんのを見せたら
二人の先生が100点ずつくれました^^。
ふっくんの文を点数では表せないけど、私達にとっては300点!
きっともっと!!です。
さて、次はたっくんの文です最近キッパーたちの町は、やたら鳥が多くなったようです。
そこで、子供達が遊びに出かけている間に
パパとママはかかしをつくりました。
キッパーの家族にそっくりの5体のかかしです。
これでもう鳥になやまされないね~と喜ぶ
キッパー家族ですが、町中には鳥さんがあふててて。。というお話しです。
”Good bye”, said children.
Mum and Dad was making かかし.
Mum made a heads.
Dad made body.“Surprise!!”, said children.
“They looks like us!!”, said Biff.
“We can’t go there”, said the birds.
この、鳥さん達の気持ちを表す一行が
とんちがきいていて最高に素敵でしょう!!^^)
普通だったら鳥は入ってきませんでした。。
くらいの文になりそうですが、たっくの、この、
とんちを聞かせる余裕と想像力があるところがとても好きです。
次はもっくんです。キッパーが幼稚園で絵を描いた後
おうちに帰る時間になった時、手袋がみつかりません。
くつを履き替える時、何か変な感じがしたので
先生に言ってみると、なんと靴の中に手袋が
入っていて、ママに先生が見つけてくれたことを自慢する
ほほえましいお話しです。Kipper went to school, and he drow a picture with classmates.
Kipper said “Oh, my picture is very cool.”
When Kipper back home, he bring his bag and put on shoes.
Every-one back home, too. Saddenly he lost his mitton.
He was panic. Then his mitton was in his shoes. That was found a teacher.
Kipper talked it mum.
“Teacher found my mitton to me”
He was very glad.
とってもほのぼのしたようすがよ~くあらわされてますよね。
読んでてこころがほっこりしてしまいました^^。
間違えても全然OK。スペルはどうでもいいと言ってます。
日本語もOKと言ってます。それで楽しく書いてくれるなら
それが一番だと思うからです。いつも自由すぎてどうしていいか分からなくなるくらいの
元気ダンスィーズですが、
こらからまたどんな文章を書いていってくれるか
本当に楽しみです^^
間違えてもいい、スペリングもいい、日本語もOK、楽しく書いていれば一番!
これが「多読的」の真髄--読むのも、聞くのも、話すのも、書くのも、このいい
加減さで大量に!
中学2年生が自分でこれだけの長さの文章を楽しく書ける--
すごいことです。
二人目のたっくんの文章はOxford Reading Treeのスタイルをそのまま利用して、
その上に突然鳥の気持ちをことばにしています。この自由度は特にすごいですね。
英語が自分のものになっているからこんな離れ業ができるのでしょう。
ぼくからも3人に、それぞれ100点満点、300点をあげましょう!!!