多読的ライティングはまだちゃんと説明してませんが、一言で言うと
英作文ライティングの反対です。
英作文ライティングは 正しく! を目標にします。
したがって、テストで点数がいい。
多読的ライティングは 楽しく! を目標にします。書く方も読む方も楽しければ、それで満点!
で、そこがよく分かっている人たちから、一つ前の中学2年生の多読的ライティングに
賞賛のメールやtweetをいただきましたが、今回はモーリンさんのメールを紹介!
ブログを読ませていただきました。
非常に impressive ですね。
僕も多読を始めて数か月後ぐらいから頭の中を短い文(たぶん文法的にはめちゃくちゃな)が駆け巡って、思ったことを英語で書きたいという衝動が起こったことを覚えています。
書く文章は部分的に借用したものが多いのですが、日本語でも最初はそうですものね。
最初のタドキスト大会のコンテストで先生にほめられた文章もその前に読んだ本から借用したフレーズがいくつか入っていました。
多読を始めて数ヶ月で「英語を書きたいという衝動が起こった」というのは、
早い例だと思います。どういう場合にそういう早い反応があるのか、研究します。
そして、「書く文章は部分的に借用したものが多い」とのこと。
「日本語でも最初はそうです」ね。
多話・多書はとにかく「借りる・盗む・真似する」から始めましょう!
思えば、YL0~YL2 で読む本の短い文は読んだときの印象とともに脳に刷り込まれ、同じ感覚を感じた時に recall されるのかもしれません。ぜひ、どんどん読んでどんどん書いて欲しいものです。もちろん間違いもするでしょうが、間違いはそのうち「ああ、あの時間違ってたんだな」って自分で気づきます。引用されていた教室ではいいところを褒めることに重点が置かれているようでいいですね。学校だと間違い探しをされて書く気がなくなってしまうでしょう。先生によっては “very very” さえ否定されそうです。僕も、知識のついてしまった今よりも多読を始めたころのほうが生き生きとした文章が書けていたような気がします。
間違えることを気にするのは非常によくないと思います。
あの中学2年生たちも、そんなことは気にせずに書いたからモーリンさんに
impressive と褒めてもらえる文章になったのでしょうね。
(日本の試験は減点法です。そうではない例は見たことがありません。
唯一の例外はわたしが退職する前の電気通信大学の英語の自由英作文の試験ですね。
いまどうなっているかは知りません。)
引用した教室の支援はすごいです。先生が一人一人の伸び方をじっくり待ってくれます。
そしてよいところを見つけたら褒めます。何よりも生徒の間に信頼がしっかりあるのですね。
で、モーリンさんのメールは「声にならない文字」の話で終わっています。
そういえば、mitten の “tte” もそこに音はあっても聞こえないですよね。先日読んだ Junie B. #9 のAudible を聞いていて気づきました。
では、Happy Reading and Enjoy Writing!
mountain、Milton、suddenly など、「声にしない」文字はいっぱいありますね。
それについては マクドナルドの法則 と チャーチル・マティーニの法則 の説明を
楽しみにお待ちください!