やはり「褒める」のはむずかしい。
むかし、国立に邪宗門という喫茶店があって、そこにある画家さんが来ていて、
よく会うものだから話し込むようになって、あるとき
「若い画家を褒めたときとけなしたときと、どっちがだめになりますか?」と
尋ねたことがありました。
その画家さんは言下に 「褒めたときだね」 と・・・
ktbさんを褒めてだめにしたくはないし、みんなの目標にもしたくない--そこで、どうも
ktbさんの英文を参考にした記事はついつい後回しになってしまいます。
でも、ktbさんはそのあたりは覚悟してくれていると思うので、参考にします。いま参考にしたい英文は・・・
Had a good sleep. Actually too good. Woke up around 11am, packed all stuffs.
Ah, not all. I tried. Did my best. Gave it my all. But just couldn’t. Dirty clothes,
a bottle of shampoo and leaflets etc… had to be leave. There’s no room for
these stuffs. That’s ok. No problem. All I need to take with me is the experience.
So now, I would make a list on things I didn’t in this tour, especially in UK,
wishing to come back here someday.
でした。で、今回は決まり文句に注目しましょうか。たとえば Gave it my all. というところ。
知らない人が多いでしょうね。英語にくわしい人なら「 my all なんて言っていいのだろうか?」 と
考えて、思わず腰が引ける・・・ あります。こういう言い方は。この言い方に注目してもらった
金曜日の講座の次の週かな? その次の週かな? なんと Give your all. という台詞が
こども向けanimeに出てきたのです! みなさんアンテナが立っていたからびっくりしたと思います。
Give it my all という言い方は英作文では出てきませんね。
前回の a bottle of shampoo は決まり文句とは言えないけれども、
これも英作文ライティングでは絶対に出てこないでしょうね。
こういう言い方がするっと出てくるには、やはりたくさんのことばが場面や表情といっしょに
体や心に(頭にではなく)しみこんでいないと。
(ううう・・・ 外国語を体と心にしみこませるにはどうしたらいいですかっていう質問が
来そうだ。そんなこと気にしなくていいのですよ。たっぷり楽しむ、怖がる、はらはらする--
そのときにしみこむんだと思われます。しみこませようなんて考えたら、弾いてしまう。)
で、勢いのことですが、Gave it my all. の前から見ると、
I tried. Did my best. Gave it my all. と、2語から3語、4語とだんだん長くなって
But just couldn’t. と「オチ」ているのも気持ちのいいリズムになっています。
やろうと思ってできることではない。ktbさんも意識したわけではない。
(やろうと思ってできる人は作家や詩人)
肝心なのは、勢いにまかせて書いたら そうなってしまった ということですね。
That’s ok. No problem. が決まり文句だということは知っている人が多いでしょう。
ついでに言うと、木曜日の講座だったかな? 木金両方だったかな?
講座終了間際にたまたま観ていた Sarah & Duck という cartoon の中で
何かの種を庭に蒔いて、いつ芽が出るかとずーーっと見ているので、
語り手が「It could take a while. ちょっと時間がかかると思うよ。」と忠告すると
That’s OK. と言うのです。
多読は「犬も歩けば棒に当たる」なのですね。
あちこちでアンテナに引っかかるものに出会う!
All I need to … is … というのは決まり文句ですね。
ktbさんもこの言い方をどこかで何回か見かけて、体に染みこんだのでしょう。
ここで、the となっているのも、わたしとしては感心するところ。
これも意識的ではないでしょう。こういうときには the experince と言うな、
という記憶というか、勘というか。
the experince の代わりに 具体的な、もっとやさしいことば を使って、
All I need to take with me is what I saw with my eyes and heard with my ears.
なんていうのはちょっと凝りすぎかな?
最後に近く、So now も自然でいいですね!
もう夜も更けてきたのでここらでやめましょう。まだ後半分残ってますね。
で、褒めすぎたから、次回は見たことのないはずの英文を挙げましょう。
それも楽しみでしょう?
後半部分です。
•spend WHOLE day at British Museum
•join the background tour of National Theatre and watch a play there, by that famous round stage
•river cruising on Themes River
•spend at least a week at Lake District, and explore each lake with the theme on Ransome, Potter and Wordsworth
•join the lecture in summer school
•visit manor houses and have a look inside
•shopping of second hand clothes and books
•hunting
•be a gentleman with a set of fine clothes and British wits, and be invited to proper dinnerDear readers, arrived at Tokyo around 8pm, Feb 5th 2016. Thanks for reading this blog. I will add some more pictures that I couldn’t post in busy days as a backpacker. But basically the post as a daily record is over. Good bye for now. Let’s get back to boring days…