2週間くらい前の 「北風と太陽 センター試験ちらっと見た!」 という記事で、
試験を勘で解くと時間が節約できるということを書きました。
朝ご飯のときに新聞を見て、ざっと英語の試験の語数を計算しました。
リスニングの問題はのぞいて、約4000語を読まなければならないようです。これを多読の目安速度* 分速100語で読むと、40分かかります。これなら残り40分あれば多すぎるくらいですね。
「試験は勘で解く」を実行したら1時間で終わります。
なんとこの「予言」そのままの報告が届きました・・・
今日高校生のレッスンで一度センターの2014年の過去問をやってもらうことにして、Mちゃんも必要ないとおもいつつ、一緒にやってもらったのですが、20分アマらしたうえで、190取りました。ほんとにもうセンターはやる必要ないですね。
たしかに英語のセンター試験対策は必要ありませんね。
このMさんは高校2年生。塾には行っていないそうです。
ご自身多読をしている先生の児童英語教室で、
中学3年の最初から多読をしてきた、いわば多読っ子というわけ。
学校の英語はできなかったそうですが、
多読を始めたら知らないうちに読めるようになっていた、と。
高校でも、英語の時間は先生の言うことを聞いていない、と。
試験に解答するときは問題を読んだり、答を書き込んだりするので、
読むのにどのくらい時間がかけたかは、測りようがありませんね。
でも、和訳しながら読んだらとてもMさんのような余裕はないでしょう。
一方、設問の先読みで該当箇所を和訳するなんていうことをしたら、
精度が落ちて時間がかかるのに、やっぱり点数にはならない。
受験1年前でセンター試験190点以上、20分を余らせたというのは、
きわめてよいペース(?)ですね。英語はこのまま楽しく多読を
続ければいいでしょう。普通の人が必死で単語を覚えたり、
文法問題集をやったり、せこいとしか言いようのない受験技術に
かける時間を、英語以外の勉強に使えます。
(多読をすると、2ランク上の大学を狙えると言った予備校の
先生がいますが、それはこの時間のゆとりのことでしょうね。)
普通に、自然に最初からさらっと読んで、さらっと解答する方が
はるかにすっきり高得点になる・・・つまり試験は勘で答える。
なかなか示唆するところの多い報告だと思いませんか?
報告ありがとう!
追伸
そうでした。わたしはMさんにはシャドーイングもやりましょうと
勧めていることを付け加えておきます。