試験は勘で解く! Tadoku的受験対策

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「試験は勘で解く」なんて、常識からするととんでもない話です。
でも、わたしはいつも多読っ子にこう言うのです・・・

「いやいや、無理やり覚えた単語や文法より、
あなたがTadokuで溜めた知識の方がはるかに役に立つよ。
考えちゃダメ! できるだけ素早く、勘で答えよう!」

この考え方の正しさはほとんど毎週のように確かめていますが、
ある高校の英語の先生からは次のようなうれしい報告が!

今日GTECの試験があったのですが、試験が終わった後生徒が私の所に来て、

「先生!多読やってて良かった~。
いつもは長文で分かんない単語があると止まってしまって、
イライラしてたんだけど、多読やってるから分かんない単語は飛ばして、
今日はスラスラ読むことが出来たよ~。」

と嬉しそうに報告に来ました。
ちょうど先生のお話を聞いたばかりだったので、
「昨日、酒井先生が問題は勘で解きなさい!って言ってたよ」
と言うと、「そうそう、全部勘で解いた!」と言っていました。

まあ、スラスラ読めたのと、勘で解いたのでどれだけ正解しているのかは分かりませんが。。。

これまでのわたしの支援経験からすると、間違いなく正解は多いはず。
第一、全問解答し終わるまでの時間が短いはずです。
残りの時間は有効に使えるので、さらに点は上がる!

(実は逆に余った時間に「考え始め」てしまって、正解を書き直してわざわざ外す場合も!)

ただ、この生徒はとても多読にはまっていて、
「いつかマジックツリーハウスを英語で読んでみたい」
と言っていたので、「ちょうど注文した所なんだよ!」と言うと
早く読みたい!と言ってくれている生徒なので、今後の伸びが楽しみです。
早速多読のリーダーになれる子を見つけた気がしました。

学校の多読支援は三段階あるとわたしは考えています。第一段階は・・・

① 場を作る  そのためには(信頼を損なわなければ)何をやってもいい!

また、今日は別の子が、CEの授業が行事等でつぶれていて、
なかなか多読の時間がないというので、
冬休みだし、図書室の本を借りて読んでみたら?というと
嬉しそうに10冊も借りて帰っていきました。
この子もとても英語が好きな子なので、リーダー2人目見つけた!という感じです♪

教室における多読支援の第二段階は
② リーダーを育てる  リーダーといっても、生徒がほかの生徒を直接引っ張っていく
わけではありません。Tadokuにはまりかけた生徒と先生が読んだ本について
ブックトークをするだけです。回りの生徒はかならず耳をそばだてていますから、
次第に「へー、先生と対等に話せるんだ」ということが伝わって、
少しずつ読むことにまともに向き合うようになります。

またまた長文になり、失礼いたしました。

今後も生徒の様子など報告させて頂きますね。

お願いします。楽しみにしています!
この生徒のGTECの「結果」も知りたいし・・・

I 先生の多読クラスはいま ② の段階にさしかかったところ、ということになりますね。

で、第三段階は・・・
③ 家で読むようになる  そのためには図書館が貸し出すなどの手当てが
必要ですが、授業時間外に先生のところに借りにきたり、
図書館から借りたりするようになると、もう離陸ですね。
それ以上先生が直接やることはなくなります。楽しく読みそうな本やCDを
用意することくらいですね。

生徒は先生を離れて、卒業したり、クラスが変わったりしても
自分で英語の本やCDやDVDを見つけて楽しむことでしょう。

I 先生、ありがとうございました!
どうぞ生徒といっしょに、Enjoy Tadoku!

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