ご不要のORTがございましたら・・・ 禍福はあざなえる縄のごとし

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というのは冗談ですからね。投稿の趣旨をわかりやすくしたいと
懸命に考え出した件名です。「ご不要なORT」なんてあるわけはないです。
それでもすでに3人の方からORTの寄付がありました。ありがとう!

すでにTwitterやFacebookではお知らせしましたが、
NPO多言語多読の大事な事業に図書館多読プロジェクトがあります。

きょうはそのプロジェクトについて少し説明したあと、
なぜ「ご不要のORT」を寄贈していただきたいと考えているか、お話しします。

2002年の提案以来、実にもどかしいほどの緩やかさで、
多読は広がってきました。

最初は社会人、次に児童英語教室(BBカードのみなさん、感謝!)、
それから私立中高一貫校、そして公立高校、大学・・・
ほぼ社会全体に広がってきたとも言えそうです。

けれどもいちばん遅れているのはなんと最初に多読の良さを
認めてくれた社会人、一般家庭の人たちへの普及です。
NPOとしてはそれをなんとかしたい!
日本中どこでもだれでも、公立図書館へ行けば多読用の図書や
CDがあって、多読サークルに入って楽しく語らいながら
外国語に親しめる--そういう広がりをこそ推し進めたい!!

図書館多読プロジェクトは豊田高専の西澤さんが東海地方で
大変尽力してくださって、同地方ではずいぶん広がってきました。
その後西澤さんにはNPO多言語多読の理事になっていただき、
日本図書館協会からさかい@多言語多読と共著で
「図書館多読への招待」を出版しました。2014年のことでした。

この本の出版を記念して第1回「図書館多読への招待」シンポジウムが
豊田高専で開かれました。こうした試みが実を結んで(?)
図書館多読はかなりよく知られるようになりました。
(今年中にはなんと「図書館多読への招待」の続編が出ます!)

苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、禍福はあざなえる縄のごとし、
でありまして、多読を始めたいけれど、あるいは始めたけれど
図書やCDが足りない、という悲鳴があちこちの図書館から
聞こえてくるようになりました。

そこで、NPO多言語多読は全国の多読仲間から「ご不要のORT」を
寄贈していただいて、それをそうした図書館に貸し出すことを
考えました。借りて、もし手応えを感じたら自前でORTを
購入していただく。そして戻ってきたORTは次の図書館に送られる・・・

いい考えでしょ?!

貸し出したORTがちゃんと活用されるように、NPOが支援をします。
うまく行けば多読サークル作りも手伝います。
そうやって 図書館の森に多読の木を植える これが新たな
NPO多言語多読の企てです。

もし賛同いただける場合は次のページを見てください。

【大募集!】Oxford Reading Tree をお譲りください!

よろしくお願いします!

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