オランダからの報告に続いて、別のこどもとおとなそれぞれ一人について
絵本の魔法、絵のマジックの報告をします。
いや、続くときは続くもんだ・・・
ことばは文字だ(あるいはおもに文字だ)と考える人たちは簡単には
消えないでしょう。すでに一度書きましたが、文字には何千年の歴史があり、
とてつもない信頼が与えられています。
わたしはその信頼を少しずつ崩していかなければならない。
きわめて孤独な闘い(かっこいい!)ですが、味方はたくさんいます。
をさなごたちと、をさなごを見守るおとなたちと、をさなごのやうなおとなたちです。
今回の報告の最初はまもなく4歳のをさなごです。
動物が大好きで、最近YouTubeでアニメ版の Peter Rabbit に夢中--
するとある場面で額を拭う仕草をしながら言ったことばがぴったりだった!
Phew–it was close.
いかにも Peter Rabbit に出てきそうな決まり文句ですね。
これを報告してくれたおとうさんによると、YouTube だけあれば
英語なんて楽々、と。
(ちなみに、このおとうさんはぼくがブログで同じことを言っていることを
知りません。)
次の例はおとなです。この人はわたしが look と see はどう違うでしょうね、
言ったのを気に留めて、こんなメールを寄せてくれました。
今Peteを読んでいますがPete が時刻表をlook しているという事は目を動かして見ることがlook なのかなぁ。
Pete the train にPeteが、電車の時刻表を見る所があってlook up と書いてありでも、今 偶然読んでたSmall Pigの本にlookとseeが、ちょうど出ていて、多分これかな、lookは、首を動かして見る動作をseeは、凝視て見る動作の事かなぁ
すごいですね!
おとなでも絵があると
「look=見ようとしてみる、see=自然に見える」
なんていう学校英語の常識を越える(に近い)ところまで到達するのですね!
これを絵本の魔法と言わずして何と言おう!?
いよいよ、学校英語を洗い流すには絵、映像、画像がいちばん効きそう、
という気がしますね。