このところ続けてメールを紹介しているYさんは、前回の記事をFacebookで知って、
びっくりしたようです。Facebookでお知らせしたときのタイトルは
「学校英語は時間泥棒」だったのです。
けれどもびっくりしながらも流石というか、Yさんはさらに過激な観察を送って
くれました・・・
過激なタイトルのブログをありがとうございました。どきっとしました。
音源で多読をして自力でさっさか読み出す子供たちのことをもっと知りたいと思います。
予備軍を抱えていますので半信半疑の保護者の方に納得してもらう為にも。
そうですね、そういうこどももいれば、4年半も「自力読み」を始めなかった子もいる!
10月6日のSkypeおしゃべり会ではTsubasaさんが参加するはずなので、
ちょうどいいと思います。いろいろお話ししましょう。
(失礼! 10月6日のSkypeおしゃべり会は支援者メーリング・リストで参加を
呼びかけています。いずれだれでも参加できるように呼びかけたいのですが、
まだ方針が決まっておりません。もう少し待ってください。申し訳ないです。)
きのう教室でお母さんから提出してもらったBookReportに、
自力読みへの通過点と思える興味深いメモがありましたので報告させていただきます。小2でまだORTStage1+も自力で読めない子です。Mercy Watosonシリーズに
はまっています。ページめくりの合図がないのにちゃんとめくっていて、
びっくりしましたとお母さん。
↑ ここです。
これは不思議な現象です。学校教育では開花しない脳が働き始めるのでしょうか???
でも長年多読を続けられてる方々には当たり前のことなのですか?
文字1個、1個の拾い読みとは違うスピードで音で大量に楽しむうちに、
自力読みの力は想像を越えたものに(誰の想像)???和書でも同じことが言えると思います。我子が自分で読書しないのは読み聞かせを
し過ぎたせいと自分をせめる親がいます。子供が求めるかぎり読んであげると
いいですよね。仕事をもったお母さんは忙しいので、和書も児童書の音源があるといいですね。
これはまさに top-down の現象ではないかと期待しました。
つまり、本1冊がひとかたまりだったのが、何度も聞くうちに見開きページごとに
分かれてきたのだろうか?!
それが次には段落ごとに分かれて、さらに文ごとに分かれて、
いつか bitesize を意識できるようになって、
それが語単位で分かれて、ついには文字と音の関係が分かってくる?
まさに「自力読みへの通過点」なのかもしれません。
つまり、今はまだ世の中ではフォニックスなどを信奉して、
文字一つ一つの音をいくつかつなげて語になって、
語をいくつかつなげて文になって、
文をいくつかつなげて本になる--という bottom-up の言語理解ですよね。
それを見事にひっくり返すことになるかもしれないので、
Yさんには今後も(干渉しないようにしながら)観察を続けてほしいと思います。