NEOさんもまた古い仲間です。非常に勘が鋭くて、というより勘だけで
生きているのでは?と思うくらいです。(失礼!) でもその鋭さには
驚くことが多くて、いままでにも何度もブログに登場しています。
先日NEOさん状況の折、フォーラムでもお知らせしたように、新宿
南口で歓迎オフ会を開催。その時にGR(段階別読み物)について
とてもおもしろい話が出たので報告を書いてくださいとお願いしたのでした。
ほぼそのまま引用します。
宿題、お待たせしました。多読教室は10年かな? 最初の頃はYLや語数などそれが励みになっていたけど、最近の生徒さん達は違う。多読をしたくて探して教室にいらっしゃる方しかいないのですが、どれだけ語数を読んだかを気にする方はいない。子供は語数を計算しない子が多い。
わたしの見てきたところでも、こどもはあまり気にしないようですね。
語数計算はおかあさんがやっているという場合が多いような気がします。
本の冊数累計と本のタイトル、感想はちゃんと書いている。語数累計の為に読んでいるのではなく、面白いから読んでいるのがはっきりと分かる。多読教室を始めた頃はGRも随分と貸出をしていたが、最近は貸しても次も借りたいと言う人がいない。児童書や絵本から入ると同じYLなら絵本や児童書より GRは簡単だと思うが、読む気にならないらしい。語数より楽しい、面白いが優先している状況です。私も語数より質で冊数よ~と言っているのもあるかと思いますが、自分の読みたい本を読んでいるので停滞する方がいないです。辞める方もいないし、みなさん、よく続いているな~と思います。
GRと生の絵本や児童書の関係は一つ前の記事で書きました。
GRが有効な場合はあります。一人一人の「英語歴」を考えながら、
うまく使いましょう!
こどもが語数累計のために読む場合もあると思います。
でもそれは、支援者が語数を気にしている場合かもしれません。
おとなもそうだと思いますが、語数よりは冊数やページ数の方が
害が少ない可能性がありそうだと、わたしは考えています。
もちろん気持ちの持ち方次第です。語数をいくら細かく計算していても、
語数稼ぎではない人もたくさんいます。語数稼ぎになっていないかどうか、
つまり読書そのものを楽しんでいるかどうか、支援する人はそこを
意識したいものです。
それにしても「辞める方もいないし、みなさん、よく続いているな~」というのは
笑いました・・・
そうそう、多読を教室にいれてから12年目に入りましたよ✨ あとね、勉強を沢山した大人はGRが好き。というよりGRでないと楽しめないケースが多い。絵本、児童書を楽しめるようになるのに時間がかかります。それに比べ勉強をあまりしていない大人はすぐに絵本、児童書を児童書を楽しめます。その方のバックグラウンドで読み進み方が変わりますね、いずれにせよストレスなく楽しめのが一番でGRは児童書や絵本への予備段階として必要な方もいるのかな?とも思ったりします。
NEOさん、報告をありがとう!
わたしの観察でも同じです。みなさんはどう思われますか?
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